ヤル気も人間関係も創造性チームワークも、その方法では手に入らない
人は、夢に向かって進んでいると、つまらないことは気にならなくなります。
組織も同じで、夢がある会社では変な人間関係の摩擦が少ない傾向にあります。
逆に、現状維持や意味のない規模の拡大など、心がワクワクしない仕事をしていると変な摩擦が多い。
「アイツの態度が気に入らない」
「言葉づかいに気をつけろ」
「目つきがいやらしい 笑」
人間関係の問題の多くはコミュニケーション不足ですが、つまらない摩擦が続く場合は「志の欠如」を疑った方が良いと考えています。
良好な人間関係は「結果」…ある環境で仲間と仕事を取り組んでいる事で訪れるものだと思います。
チームワークに関しても、環境の影響が大きい事が今から70年も前の研究で分かっています。
1人では達成できない、みんなで力を合わせないと達成できない課題を抱えた時にチームワークができるのです。
変化のない、惰性の毎日ではチームワークはさほど必要ないから出来上がらないのです。
しかし、チームワークは良いに越したことはないという漠然とした思いから、社員教育などを行う事がありますが、打つ手が違うのです。
創造性も結果だと思います。
以前に、田坂 広志氏が自身のブログで「創造性という過ち」という記事を書かれていました。
はたして、ピカソは、「創造性」を身につけたいと思っていただろうか。おそらく、ピカソの心の中には、「創造性」という言葉は無かった。そして、彼の作品の中に人々が感じる「創造性」は、彼にとっては、全身全霊での自己表現の単なる「結果」にすぎなかった。それが真実なのでしょう。
この記事を読んでアスリートの「ゾーン」の話を思い出しました。
時間感覚が消え、本当に「今、ここ」に深く集中した状態、アスリートにとって至高の精神状態ですが、どうすればゾーンに入れるか?」と考えると入れないと言います。
以前に、プロゴルファーの石川遼選手が試合後のインタビューで「多分、ゾーンに入っていたのだと思う」と言ってましたが、気付いた時に入っていたというものだそうです。
人間関係も創造性もチームワークも、経営にとって大切なことは「結果」である。
自分たちの仕事に誇りを持ち、数値に追われることなく、上司に急かされるわけでもなく、純粋に愉しんでいる時に、気づけば手に入っているものだと思います。
そして、そういう仕事をする企業が顧客から支持され反映するのだと。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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