あなたの仕事は誰かの生活にとって、なくてはならないもの
今回の緊急事態宣言で東京都が寄席に対し休業要請をしたところ、東京都内の4寄席が「寄席は生活に必要なもの」として反対しました。
結局、休業を受け入れましたが「金がほしいわけではない」と協力金は拒否しました。
僕は、東京都の要請の是非はともかくとして、寄席の「生活に必要なもの」という主張に感動しました。
昨年から続く自粛生活で心が疲弊している人が増えています。
友人から聞いた話しですが、友人の知人は山登りが大好きでしたが、この1年自粛をしていたそうです。
そして心が疲れ切ってしまったと言います。
友人は、「その人にとっては山登りをしないと生きていることにならない」と言っていました。
山に登らなくても食ってはいける、でも、生きていることにならないのだと。
その方にとっては生活に必要なものなのです。
僕は山登りをしませんので、その気持ちは分かりません。
しかし、同じ様な体験をしました。
昨年の緊急事態宣言の発出後、セミナーがすべて中止になってしまいました。
すごく辛かった。
それは、売上が失われたことではなく、自分が生きる舞台が奪われてしまったと感じたからです。
セミナーの中止を申込者に連絡したところ、ある方から「すごく楽しみにしていたから残念です」というメッセージをいただき、すごく嬉しかった。
必要としてくれる人がいることに救われたのです。
誰にも、そんな舞台はあると思います。
そして、その舞台での活躍を待っている人がいると。
僕は、全ての職業人にこの誇りを持って欲しいと思うのです。
たまに、「自分の仕事は人の役に立っていない」と言う方がいますが、もしそうだとしたら会社は存在していません。
今、既存客がいるのは役に立っているからです。
あるいは間接的に役に立っている…社内の仲間の役に立つことの先に、お客様の役に立っているのだと。
そう思えないのはお客様からの感謝の言葉が届いていないだけです。
あなたは既に、誰かに必要とされている。
そして、あなたの活躍は、必要としている人にとっては生活に欠かせないものなのです。
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