前に進み人生を紡げば、あなたの選択は後に正解になる
この時期になると、2年前の出来事を思い出します。
息子の大学入試が終わりましたが第一志望には合格しませんでした。
滑り止めの大学に入学するか、すごく悩んでいました。
その時に、お世話になっていた塾の大学生の講師に相談したのです。
その方…僕は会ったことがないのですが…凄いアドバイスをしたのです。
「君には、自分の選択を正解にする力がある」
どんな道を選んでも、後に「あの時の選択が合ったから今がある」と人生を紡いでいく力あるという意味です。
息子は悩み考えた末に浪人を選び、翌年に第一志望に合格しました。
息子は、「あの時、浪人すると決めたから今がある」と言いましたが、もしかしたら、それが分かるのはもっと先の話なのかもしれません。
僕は高校時代、偏差値が30しかなかったのですが大学に行きたく浪人をさせてもらいました。
一発逆転があるとしたら、当時マイナーだった小論文で勝負するしかないと追い込まれ、小論文の授業を選択しました。
おかげで大学には行けたのですが、その時の学びは今、一番活きています。
僕が週に5日、ブログを書けているのは、小論文の先生のお陰です。
先日、「任せるマネジメント」の著者、住田昌治先生とオンライン講演会を行いました。
その中で、住田先生から質問がありました。
「組織マネジメントをしていく上で、リーダーとして、困難を乗り越える時に大事にしていることは何か?」
難しい質問です。
質問には直接、答えられなかったのですが、僕の経験をお伝えしました。
僕の人生は、僕の狙い通りに、予定通りに進んだことはほとんどありません。
3代目として商売を継いだのは父が急逝したからです。
新聞業界が衰退期に入っていたので通販事業を立ち上げましたが、大失敗。
そこで、自分1人の知恵で会社を発展させることが出来ないと痛感し、チームの知恵が活性化する指示ゼロ経営を始めました。
スタッフのアイデアで、朝、焼き立てパンを届けるサービスを始めましたが、新聞事業の落ち込みをカバーするだけの収益は上がりませんでした。
追い込まれた時に、その後の発展の芽が出たのです。
焼き立てパンを届けるサービスでは、なぜかお客様が商品開発に関わってくれていました。
例えば、農家のお客様から「ウチのイチゴでジャムを作ろう」と、加工業者まで手配してくれたのです。
その時に、スタッフと「まるで指示ゼロ経営だ」と話したのですが、その時にインスピレーションが降りてきました。
「こんな風に、地域の人が主体になり地域を盛り上げることができたら面白い」
そこから地域の人たちと共に、様々な活動を立ち上げ、やがて行政から地域づくりの業務を委託されるまでに成長しました。
結果オーライと言えば、その通りですが、気づけば自分たちが歩んできた過去が1本の道になり、その道の先が観えてきたのです。
後で知ったのですが、そんな生き方をしている人は想像以上に多いのです。
この春、新たな道に進む人に中には不安や恐れを感じている人もいると思います。
もしかしたら自分の選択は正しかったのだろうか、と思っている人もいるかもしれない。
しかし僕は思うのです。
紡げば、「道の方から立ち現れる」と。
それが自分の選択を正解にすることだと思うのです。
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