試練に潰される会社と乗り越える会社、明暗を分ける4つの違い

先が読めない時代を迎え、不安にさいなまれる事があると思います。
そんな中で、みんな不安を抱えながら、それでも勇気を持って前に進んでいるのだと思います。

企業も、これまで経験したことのない試練に直面すると思います。
そこでは、試練に潰される会社と、見事に乗り越える会社に分かれると思う。

何が明暗を分けるのでしょうか?

先日、第7回ホワイト企業大賞を受賞した、有限会社谷川クリーニングさんと、株式会社京屋染物店さんをゲストに勉強会を開催しました。
両社とも、試練を乗り越え素晴らしい会社を実現されています。

話をお聞きして、共通する根っこがあることに気付きました。

今日の記事では、チェック形式で自社の状態を点検できる記事にしました。

仕事に対する意義を感じている

そもそも全ての仕事は、誰かの役に立つから存在するものです。
今、会社、お店があること自体が、意義ある存在の証です。
しかし、日々の業務に追われると意識することすら忘れてしまいますし、それが続くとロボットみたいなります。

「洗濯物を預けに行くだけで元気になる」
「祭りの衣装を通じ、地域コミュニティの存続に貢献している」

両社とも、そんな誇りを全員が持っていました。

問い:自社の社員さんは「何のために仕事をしているか?」…この問いに何と答えるでしょうか?

リーダーの任せる勇気

両社ともメンバーを信頼し、大きく任せていました。
同時に、社員さんは信頼を純粋なエネルギーに変えて行動しています。
そして健全な責任感を持っています。

責任には…
1、取る責任
2、果たす責任
3、取らされる責任
の3種類があります。

3は論外です。任せた以上、「取る責任」はリーダーにしかできません。
何があってもリーダーの責任という覚悟、そして、社員さんは「果たす責任」を自覚していることが大切だと思います。

問い:社員さんは、任されることを責任を押し付けられていると感じていないか?リーダーは「最終責任は自分にある」と伝えているでしょうか?

チームで取り組んでいる

1人ではできない事をするためにチームがあります。

1、三人寄れば文殊の知恵を出し
2、役割分担を自分たちで決め
3、果敢に行動し、行動の結果を研修→再び知恵を出す

このサイクルの繰り返しでチームが成長します。
そのためには「見える化」が欠かせません。自分たちの状態、成果などが開示されていないと、自分たちで決めることができないからです。

また、仲間と取り組むと、それ自体から喜びを得ます。
そして、協働する中で自分の才能が活きる分野が見つかる…自分の居場所ができ自己肯定感が高まります。

こうなると、リーダーがヤル気を引き出さなくても、持続可能なヤル気を自分たちで生み出すようになりますが、これはチームで取り組むからこそだと考えています。

問い:「チームとして」ミッションにあたる体制になっているでしょうか?個々が自分の仕事しか見ていない、部分最適に陥っていないでしょうか?

問い:チームで意思決定できるように、現在の進捗と成果の見える化がなされているでしょうか?

本音で話しができる雰囲気がある

両社には本音で話しができる文化があります。
先程のサイクルを回すためには「本音の風土」が欠かせないと考えます。
「平社員がこんなことを言ったら怒られるかも?」とか「上司に睨まれる、仲間にバカにされる」といった忖度がなく、自由に発言できるのです。

そして、本音を言うだけでなく、本音を言った仲間を受け入れる度量もあるのです。

誰も本音を語らず「崩壊」する組織もある。
本音をぶちまけたは良いが「泥沼化」する組織もある。
そして、本音を語り合い「大変革」する組織がある。

本音を言い合える風土は、何にも増して重要な要件だと考えています。

問い:リーダーも仲間も、誰かの発言に対しバカにしたり笑ったりしていないでしょうか?自分の弱い部分をさらけ出しても大丈夫な雰囲気はあるでしょうか?

今、コロナ禍にあり、「この仲間がいてよかった」「この仲間とならどんな事でも乗り越えられる」と言う社長がいます。
きっと、今日、お伝えした「共通する根っこ」があるのだと思います。

さて、これらを各分野の6人の専門家を集め学ぶ講座を行います。

より理解と実践が深まると思いますので、興味がある方は下のバナーをクリックして下さい。