働き甲斐を求める人材が多く集まる求人広告はここが違う
採用には好循環化悪循環のどちらかしかない
以前に、靴べらの販売数の推移を見て笑いました。
これ。
横一直線の推移!
最初にこれを見た時は「何もしなくても一定数、売れるんだな」と思いましたが、意外とそうではないかもしれません。
すごく努力しての結果かもしれないと。
世の中の変化に合わせて変わり続けるのが企業経営、だから常に動き続けないと悪くなるのだと思います。
いつも、好循環か悪循環の、どちらかに身を置いているのだと思います。
人材とチームの状態もそう。
先日、商工会議所の方と打ち合わせをしていて改めて考えさせられました。
打ち合わせの内容は人材不足についてです。
ある企業が深刻な人材不足に陥っているそうです。
人が来ないので待遇の良さをウリにしているそうです。
(高賃金、福利厚生の充実、仕事が楽)
しかし、これが悪循環の元凶だという話をしたのです。
待遇を全面に出した求人広告に反応する人は、言い方は悪いですが「楽して稼ぎたい人」ですよね。
そんな人が来ても経営者の苦労が増えるだけです。
そして悪循環の始まりです。
会社に魅力がなくなるので求職者から選ばれなくなり、また労働条件の良さで集めるという悪循環です。
これを好循環に変えなきゃいけませんが、それは一朝一夕にできることではありません。
イキイキと働くスタッフの姿が採用に影響する
内閣府が毎年行っている「国民生活に関する世論調査」の中に、「これからは心の豊かさか、物の豊かさか」という項目があります。
ダブルスコアですよね?
これは消費の現場だけでなく、働き方にも言えます。
心の豊かさを求める人の中には、働き甲斐や自己実現を求める人がいます。
まだ割合は少ないかもしれませんが、確実に人口は増えていると感じています。
採用するならそれを求めている人です。
待遇を求める人は、入社が1つのゴールです。
対し、働きがいを求める人は入社してからがスタートです。
自発性、ヤル気、すべてが違います。
僕も経験しましたが、これまでアメとムチで動かしても動かなかったのに、何もしなくても張り切って働くのです。
イキイキと働くスタッフがいる会社は、その姿を地域の人が見るので採用がしやすくなります。
ヤル気と自発性を持った人が多く集まるので選考ができます。
好循環です。
今はともかく夢がある企業には優秀な人材が集まる
求人広告には「書いた通りの人が来る」という法則があります。
待遇を全面に出せば、それに関心の高い人が集まる。
働き甲斐を書けば自発的でヤル気の高い人が集まる。
例えば、僕が経営してきた会社ではこんなキャッチコピーを全面に出しました。
ただ、この当時はまだ完全に指示ゼロ経営になっていなく、キャッチコピーのような状態ではありませんでした。
それは応募してきた人にも伝えました。
「今はまだ、そうなっていないが、これを実現する決意でいる」と。
同時に、「これは僕に依存していてはできないことだから、自らが創り出す意思を持って欲しい」と。
決して今、理想の状態になっていなくても意思があれば素晴らしい人材と出会うことができます。
そして彼ら彼女らと一緒に理想の会社を創っていくことができるのです。
好循環の波に乗るか、悪循環の波に落ちるか?
決意次第だと思います。
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