地域に新しい祭りを創った男から学ぶ、人を巻き込む情熱と技術
コミュニティーは時代のキーワードだと思います。
コロナ禍でもそうでしたし災害が起きるたびににコミュニティの必要性が叫ばれます。
商売にも必要だと思います。
単にモノを作って売る、仕入れて売るというスタイルから、自社の世界観に共感する人でコミュニティーを創る時代だと思います。
しかし、コミュニティーづくりはスケールが大きく難しいもの。
そこで、今日の記事では、ある方の事例から、その秘訣を学びたいと思います。
地域の文化、資源、人々で新しい祭りを創った
愛知県岡崎市に1865年創業の三浦太鼓店があります。
店主は六代目・三浦彌市(三浦和也)さんです。
襲名してるんですね〜カッコいい!
僕が主催する指示ゼロ経営マスタープログラムの3期に参加くださり出会いました。
岡崎市は40万人都市ですが、年々、地域コミュニティが薄くなってきているそうです。
それに伴い祭りも停滞してきました。
話を聞くと、これまで市が仕切ってきたそうですが、仕切り切れないということでさじを投げたそうです。
そもそも、祭りは地域コミュニティが主体になり行われるものですので、行政の管理下で行うことがそぐわないのだと思います。
そこで立ち上がったのが三浦さんです。
何と、「新しい祭りを立ち上げる」という構想に出たのです。
ぶっ飛んでますね〜
ゼロからみんなが関わるからコミュニティーが活性化する、そう考えたのです。
三浦さんのこだわりは「全部、地域」です。
地域の文化
地域の資源
地域の人
岡崎市といえば八丁味噌で有名です。
味噌屋さんから150年以上使った味噌樽を譲り受け、木の質を見ると太鼓の素材としてピッタリだったと言います。
地域の文化、地域の素材としてはバッチリです。
この素材を使った「味噌六太鼓」を地域を巻き込んでゼロから創り上げました。
一人のチカラでは成し得ない大きな事だから団結が生まれる
まずは、プロモーション映像をご覧ください。
すごい太鼓、そして燃えるようなエネルギーですよね?
実は、この活動、最初は三浦さんが声がけした5人から始まったそうです。
その5人は、三浦さんの構想、イメージを完全には理解していなかったと言います。
「文化を創るんだ」…その情熱に共感し、何だか分からないが自ら巻き込まれた人たちです。
それにしても巨大な太鼓ですよね?
これには理由があります。
「みんなで力を合わせないと達成できない大きなことに挑戦するから人々が団結しコミュニティーができる」
まさしく指示ゼロ経営が考える共創・協働の要件です。
そして、さらにビックリしたのは、これだけ巨大な太鼓は、伝統ある三浦太鼓店をもってしても作った経験がなかったのです。
作り方が分からないのに人々を巻き込んだのかー!笑
そこで三浦さんは、色んな太鼓店にアドバイスを求め学んだそうです。
きっと、その太鼓店さんも三浦さんの想いに共感して巻き込まれたのだと思います。
僕は、この話を聞いて、全国の祭りも、こうして、たった1人の変人、アホ(褒め言葉です、念のため)から始まったのだ思ったのです。
それにしてもスケール(太鼓も発想も)がデカい。
デカイから人が集まるのだと思います。
小さいと「あんた1人でやれば」ってなっちゃうからね。
三浦さんが信じる世界、実現したい大きな世界を自分事のように信じてくれる仲間と冒険に出るた…この活動に、私たち商売人が学ぶ大事が詰まっていると思うのです。
あなたが信じる世界、どんなものでしょうか?
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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