若い社員が先輩の働き方を見て希望が持てる会社になろう
スタッフが退職したりヤル気を失う原因に「将来性がない」というものがあります。
これは会社の将来性に疑問を持つばかりでなく、自分のポジションに関することもあります。
「これ以上、出世しない」と感じた時にヤル気を失うのです。
これは、豊かさ=出世という価値観から来るのだと思います。
企業も、これを動機づけにしているしね。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
だとしたら小さな会社ではヤル気のない社員ばかりになってしまうはずです。
今日の記事では、出世に変わる新しいシステムについて考えたいと思います。
豊かさ=出世の構造の問題点
大企業に勤める僕の先輩は今、53歳ですが、出世街道から外れたと言います。
社内に「用済み」という空気が流れ根底からヤル気を失ってしまいました。
「ヒエラルキーの構造的な問題だ」と言っていましたが、本当にその通りだと思ったのです。
出世は一部の人の道ですので、詰まりが生じ、多くの人は道から外れてしまいます。
若い社員さんも、その姿を見て育つから「いつか自分もああなるかも?」と不安を感じているそうです。
詰まってしまう組織構造の宿命だと思う。
これは大企業に限った話しではなく中小企業も同じです。
というか、中小企業は人数が少ないから、あっという間に詰まってしまいます。
詰まらない組織=流れる組織に変える必要があると考えるのです。
ちなみに、先輩の話しを聞いた時に、僕は「インベーダーゲームのようだ」と思いました。(古くてすみませんw)
敵をひらすらやっつけて面をクリアすると、次の面に進み、また敵がズラッと並んでいます。
これがひたすら続く。
敵を仕事になぞらえると先輩の気持ちが分かりました。
迫りくる仕事を片付けるわけですが、モチベーションは、より高い得点とクリアした面数への挑戦です。
これは仕事では昇格・昇進です。
ゲームでは、これ以上は無理となった時にヤル気を失いますが仕事も同じだと思ったのです。
流れるシステムとは、ゲームで例えると、オンラインのゲームです。
オンラインで繋がった仲間と協働して冒険をするゲームです。
今いるメンバーでセッションをする組織
オンラインゲームにもリーダーはいますが、何の権限もありません。
自由な場で、自律的に活動します。
また、冒険が終わっても、また別のメンバーと組んでプレイすると違った楽しみ方ができます。
まさに指示ゼロ経営のあり方と同じだと思います。
指示ゼロ経営の組織は非常に柔軟です。
カッチリとしたピラミッド型の組織ではありません。
役職はないか、あっても少数です。
その理由は、組織は何かをやるために結成されますが、今は変化が激しい時代だから、その都度組織も変えなきゃいけません。
でも、豊かさ=出世の構造…カッチリとした組織構造だと現実的に難しい。
指示ゼロ経営は、環境に応じ今いるメンバー+外部メンバーでセッションをするので、変化に柔軟に適応できるというわけです。
さらに、セッションでは1人1人が活きる形を模索しますので、自分の居場所ができ非常に充実した働き方ができます。
豊かさが仕事そのものから得られます。
ここに利益を適正に分配する仕組みがあれば最高です。
社員さんは、儲けに応じて手取りが増えるので働き甲斐を持てますからね。
出世=豊かさのヒエラルキーは、上を見て仕事をします。
そして詰まる。
自律型組織は仲間とお客様を見て仕事をします。
そして流れができ循環する。
多くの中小企業で、出世が望めなくてもヤル気を保っている理由は、こうしたあり方にあると思うのです。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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