成功するまで行動し続けるための「3つのF」という視点
真偽のほどは知りませんが、以前に「雨乞い成功率100%」の部族があると聞きました。
何か特別な能力があるかと思いきや、雨が降るまで踊り続けるということらしい 笑
笑い話ですが、これ、仕事に活用できる考え方だと思ったのです。
成功するまでやり続ける。
とは言っても企業はキャッシュが切れたらおしまいです。
限られた条件の中でやり続けられるかどうか?が成功の鍵を握ると思うのです。
それを協力に進めるためにチームワークが欠かせません。
1人では諦めてしまうし知恵が出ないが協働すれば可能性はグッと上がります。
今日の記事はその秘訣について考えたいと思います。
達成するまでやり続けるための3つのF
チームで協働することを指示ゼロ経営では次にように定義しています。
課題に対し…
1、三人寄れば文殊の知恵を出し
2、役割を決め実行す
3、行動した結果を検証し次に活かす
これを「雨が降るまで」やり続けるのです。
この中でも3が重要だと考えています。
検証って結構、難しいのです。
見るポイントが定まっていないと文殊の知恵どころか、人数がいる分、まとまらずに迷走してしまいます。
では何を見るのか?
僕はたくらみ屋の相棒、森本繁生から「3つのF」と習いました。
Flat…全体を俯瞰する
Flow…流れを見る
Focus…課題を見る
この考え方を業務改善とマーケティングに応用するのです。
業務改善における3つのF
例えば、あるケーキ屋さんでは、材料仕入れ→製造→ラッピング→販売という工程でお客様にお届けしているとします。
各工程の能力を、材料仕入れ(10)→製造(8)→ラッピング(5)→販売(11)だとすると、この会社は5しかお客様にお届けできません。
一番弱いところ(ボトルネック)が全体を決めるのです。
そればかりか、ラッピング工程のところにラッピングされていないケーキが山積みされているはずです。
在庫はキャッシュ減の原因で経営を圧迫します。
この場合、ラッピングが5なら材料仕入れを5に落とせば一発で解決しますよね?
Flat…全体を俯瞰し
Flow…流れを見て
Focus…流れの滞りを見つける
その上で材料の投入量を決めれば良いわけです。
このように3つのFの視点を持てば、三人寄れば文殊の知恵で最高の解決策を出すことができるというわけです。
マーケティングにおける3つのF
マーケティングでは顧客の流れを見ます。
モノではなく人の動きを俯瞰し、流れを見て、課題を絞り込みます。
モノではなく人を見る理由は、人が収益の源泉だからだからです。
モノが売れたという現象の背景には必ず人の行動があります。
チラシを見て→店に行き→商品を見て→手に取り→かごに入れ→レジに持っていきお会計をする…こんな一連の行動のつながりで「モノが売れた」という現象が起きるわけです。
この一連のどこかで人の行動がストップすると売れないわけです。
これをホワイトボードなどに書き皆んなで話し合います。
Flat…全体を俯瞰し
Flow…流れを見て
Focus…流れの滞りを見つける
さらに大きな視点で見ることも大切です。
自社を知らない人が→何らかのキッカケで知り→初回の来店(購入)をして→2回目、3回目の購入をして→ファンになり→友人に紹介する…
こんな一連が繋がると商売は上手くいきます。
これも3つのFの視点で検証すると、どこで止まってしまっているかが分かります。
ポイントが絞られて始めて三人寄れば文殊の知恵が活きると考えるのです。
やっては直し、やっては直し。
雨が降るまで踊り続けることが成功の要諦だと思います。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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