「ない」を受け入れ「ある」を知る。新しい物語が始まる。

外出できない、営業できない、マスクが買えない…
今、世の中にはこれまでにない「ない」が蔓延しています。
僕も4月のセミナーを全て延期しました。

メチャ焦りました。
しかし、オンライン化の研究開発を始め、今月中には完成しそうです。

一段落して気付いたことがあります。
それは「できない事が明確になったら、できることが明確になった」ということです。
どういうことか?

オンライン化ではZOOMを使います。
僕は、最初、指示ゼロ経営のセミナーをオンラインでやるのは無理だと思っていました。
その理由は、ゲームで指示ゼロ経営を体験するから、リアルの場じゃないと不可能だと決めつけていたのです。

もう成す術がない…社長を退任した新聞店で新聞配達のアルバイトでもしようかと思ったくらい八方塞がりだった(笑)

そんな時…リアルセミナーを諦めざるを得ないと受け入れた時に、意識が今あるものに目が行きました。
そうしたらオンラインでゲームができる事が分かった。
リアル同様…いや、それ以上の効果があります。
リアルセミナーだと会場までの移動の労があるから、集まった時に一気に学んでいましたが、それが消化不良の原因でした。
オンラインなら数回に分けて開催できるから消化バッチリです。

僕の気付きは、リアルでできない事が明確になり、それを受け入れたら、「既にあるもの」に気づき、それによってできる事が明確になったということです。

「ない」ではなく「ある」に目が向いた。

先日、たくらみ屋の創業メンバーとZOOMミーティングをしました。
そこで話し合われたことは、1人ではできないことを皆んなの共創でやろうということでした。
皆んな、1人ではできない事が明確になって、その立ち位置から共創で出来ることを考えたのです。

僕の家には先祖代々、大切にしてきた庭があります。
正直、僕はずっと興味がありませんでした。
「メンテナンスに金はかかるし、無くても行きていけるし」と思っていた。

しかし、外出ができなくなり庭があることの有り難さに気づきました。
また、普段から妻や母がいかに丁寧に庭をメンテナンスしてくれているかを知りました。
これまで無関心だったことを申し訳なく思うと同時に、その有り難さを実感したのです。

もっと言えば、家族がいてくれるだけで有り難いと思いました。
こんな不安な状況で、一番近くで支え合える家族がいる…それだけで何と有り難いことでしょうか。

それに気付いたら、できる事が観えてきました。
家にいる時間を使って、家族と庭をつくろう…大切な庭を、大切な家族と一緒につくっていく。
何と豊かな経験だと思うのです。
新しい家族の物語が始まる予感がしています。

「ない」を受け入れ「ある」を知る。
そこから、共創という素晴らしい世界が広がる、そんなことを痛感したのでした。


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