クリスマスイブに思い出す、12年前の真夏に出会ったサンタクロース

今日はクリスマスイブです。
僕はクリスマスソングが流れる時期になると指示ゼロ経営の原点を思い出します。
クリスマスソングとは「赤鼻のトナカイ」です。
そう、この曲は指示ゼロ経営の原点なのです。

今から12年前の夏、僕は師匠の小阪裕司先生と軽井沢で3日間を過ごしました。
先生と先生の奥様を含め5人という普段では体験ができない合宿でした。

合宿の2日目だったと思います。
ウィン・ウェンガー博士のオーバー・ザ・ウォールを体験しました。
とても不思議なワークでした。

目を閉じて進行役の声に従いイメージするという簡単なワークです。
進行役の声は「あなたは今、美しい庭園にいます」から始まったと記憶しています。
英国風の美しい庭を歩いていると「あなたの前に大きな壁が現れます」と案内が続きます。
その壁を触り、手触りをジックリと確かめます。
木製の壁でザラザラした感触だったと思います。

次に、その壁を飛び越えるよう力強い声で指示が出ます。

「1、2、3…さあ、飛び越えてください」

僕は壁の向こう側に観える風景を口にします。
ワークのパートナーがそれを描写します。

僕の視界に飛び込んできたのは深い森の中を流れる大きな川でした。
月が輝いています。
僕は風景を高台から眺めていました。
時間は夜、静まり返った真っ黒な森なのに不気味さはありません。

その時、左側から何かが横切ります。
トナカイに引かれて空を飛ぶサンタクロースでした。

そこでワークは終了。

ワークではこれが何を意味するかは特に考えません。
「その時」が来ると分かると言うのです。

何を意味するかは分かりませんでしたが、明らかに強いメッセージを放っていました。
12年経った今でも、ハッキリと再現されるほどです。
もう、イメージなのか? 現実なのか?混同するくらいです。

それから数年後、街中がクリスマス色に染まり始めた12月のある日、僕は突然、風景を思い出しました。
「赤鼻のトナカイ」が流れる中、僕は頭がクラクラするような現実感のない感覚に襲われました。

♪真っ赤なお鼻のトナカイさんはいつもみんなの笑いもの でもその年のクリスマスの日サンタのおじさんは言いました 暗い夜道はピカピカのおまえの鼻が役に立つのさ いつも泣いてた トナカイさんは今宵こそはと喜びました

その時に解りました。
指示ゼロ経営は、人が素の状態で活きる経営なのだと。

僕にはおばあちゃんがいました。
僕が20歳の時に亡くなりましたが、僕の恩人であり指示ゼロ経営の原体験をくれた人です。

小学生の当時、集団行動ができずに悩んでいた僕に、おばあちゃんは言いました。
「お前は別の者になろうとしなくていいんだぞ」
「お前は、お前のままで、お前がなるべきものになれるから」

風景を思い出した12月の日、僕は思いました。
僕になるべき自分があるように、すべての人にそれがある、と。

ピカピカの鼻を持った人は、それを活かして生きればいい。
1人1人の性質が結合してチームとして形を創った時に、1人1人が活き、とても素晴らしい景色がひろがるのだと思います。

人には、その人だからできることがあり、それで誰かに喜ばれて「ありがとう、あなたに出会えてよかった」…そう言われた時に人生が開花するのだと思います。

クリスマスイブには、僕は指示ゼロ経営の原点を思い出します。

あなたにも、なるべき自分があり、もうその道を歩んでいる、そう信じています。
そう、すでに開花の人生を。

素敵なイブをお過ごしください。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

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