ホステス嬢に学ぶ、部下が持続するヤル気を持つ方法
どちらから持ちかけた話か?が重要。
他人に刺激されたモチベーションはなかなか持続しませんよね。
いつもヤル気スイッチを押してもらわないと維持できなくなります。
また刺激は慣れるものなので、より強い刺激が必要になります。
上司も、そんなに芸達者じゃないから、いつか部下のモチベーションは尽きてしまう。
無尽蔵のモチベーションは自家発電でしか生まれません。
「人は自分の意思でのみ動く」…これが原則だと思います。
では、どうすれば自分の意志は発動するのでしょうか?
意義を見出すことや仲間の姿に刺激される、など、いくつかのケースがありますが、今日はその中でも重要な「自己決定」について考えたいと思います。
自己決定といは、文字通り「自分で決める」ということ。
「他人に持ちかけられる前に、自分で動く」ということです。
まず自分、順番が大切でです。
これで生まれた自発性は非常にエネルギーが高く、持続性もある…という事を僕に教えてくれたのは過去にホステスをやっていた友人です。
お店に言ったことがある方なら分かりますが、ホステス嬢ってメール交換をしたがりますよね?
今はLINEか…
それは、100%、その男性に営業をかけるためであり、間違っても「オレに気がある」なんて思ってはいけません(笑)
さて、友人はここであるルールを決めています。
それは、メールを交換しても「自分からは連絡しない」という決め事です。
お客様から連絡が来るのを待つのです。
そしてメールがあった場合、再度、来店してくれた場合には心から感謝するそうです。
その意図は3つあると言います。
1、こちらからメールをすると、もし自分に興味を持ってくれていなかったら迷惑
2、自ら決断し行動した人はモチベーションが高い
3、感謝の気持が、その後のモチベーションに好影響を及ぼす
リーダーは待つ。行動したら感謝する
これは企業でも言えると思います。
意思決定していない人を説得するのは労力に対し効果は少ないです。
いつも上司から投げかけないと動かない、動かないから投げかけを続ける、いつまでも意思決定できない…そんな悪循環に陥ります。
部下がモチベーションを自家発電するためには待つことが大切です。
待つって口で言うほど簡単じゃないですがね。
自分で決めるから自分事になりますし、自家発電で動けるようになる。
しかも、これ、エネルギー保存の法則を超越していると思うのです。
物理では永久機関は不可能とされています。
しかし、人間の自己決定によるエネルギーはこの法則を超えると思うのです。
自分で動く→発電する→発電したエネルギーで再び活動できる。
それどころか、どんどんエネルギーが増していくという不思議なことが起きるのです。
そのエネルギーはどこから来るのでしょうか?
自分がかけたエネルギー以上のエネルギーが返ってくるから増すのだと思います。
かけた以上のエネルギーとは、数値的な成果+お客様の喜びだと思います。
例えば、がんばった事で商品が売れたら嬉しいです。
報われた、そんな実感が持て、次の行動のエネルギーが補給されます。
これに加え、お客様や上司、仲間から感謝されたり励ましの言葉をいただいたなら、出した以上のエネルギーを受け取ることになります。
人間を介するとエネルギーが増えることがあると思うのです。
リーダーは部下が行動するのを待つ、自ら気付くのを待つ。
そして「行動に対して」(結果ではなく)感謝の気持ちを伝えること。
こうして自家発電できる人材が育つのだと考えています。
その出発点は自らの行動で、待つことが大事です。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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