仕事を「遊び化」すれば、社員は言われなくても自発的に取り組む
人は、遊ぶことには夢中になれるのに、こと仕事になると義務になりがちですよね。
もし、これが遊ぶように仕事をしたらどんなに成果が出るかと思います。
ということは、仕事を遊びのようにしてしまえば良いってこと。
そう考えています。
言われなくてもやりたくなる…仕事をそんな風にデザインし直すことは、どんな職種でも出来るはずです。
インベーダーは飽きやすいがドラクエは長く夢中になれる
仕事の遊び化をゲームを例に考えたいと思います。
昔、インベーダーゲームがありましたよね?
あれ、今でも場所によってはあるんですが、やってみるとものすごく単調で一瞬で飽きちゃうんです。
撃っても撃ってもヤツらが襲ってくる(笑)
当時、あれに夢中になった人のモチベーションは「点数」と「クリアした面数」でした。
それがスーパーマリオブラザーズの登場で変わりました。
「ピーチ姫を救出する」というミッションがあって、その冒険に出るわけです。
その後出たドラクエは超ロングランですしね。
さらに、最近のゲームは、ネット上で仲間を作って、みんなで力を合わせてプレーできるんです。
「みんなで力を合わせて意義あるミッションを達成する」
これが面白さの秘訣です。
ってことは仕事をそういう風にデザインすればいいわけです。
仕事が遊び化する3原則
僕は、以前から秘密結社をつくりたいと思っていました。
企業が秘密結社のようにデザインされたら面白いよね?って。
ミッションがあって、たくらみがあり、共犯者(社員のことね)とその冒険に出る。
そうなったらゲームと同じように夢中になると思います。
それが仲間ができて実現することになりました。
ウェブサイトの原案ができて、一気にテンションが高くなりました。
いい年したオトナたちが真剣に、秘密結社を考えている。
まだ決まっていない事も多いのですが、早く実行したくてウズウズしています。
仕事が遊び化するためには3つの要件が必要です。
「ミッション」+「仲間」+「成長実感」
意義を感じ「やってみたい!」と思える意義あるミッション…目的は人の自発性を高めます。
「売上◯◯億円」じゃワクワクするのは社長だけ。
例えば「アレルギーのある方でも安心して食べられるパンをつくる」といったミッション達成の先に人の笑顔があるものです。
仲間がいると、それだけで楽しくなります。
人は集団で活動することが本能に刷り込まれていると言われます。
人間の最大の関心事は「人」であるということ。
だから仲間とやると楽しい。
そして同じように本能的に持っているのが成長意欲です。
なので、最初はできなかったことが出来るようになると、すごく嬉しいのです。
これはどんな職種でもデザインすることができるはずです。
報酬は大切だけど、それだけのために働くのではなく、仕事の行為自体から喜びを感じられれば、仕事は遊び化する。
インベーダーでは得点とクリア面がモチベーションだった…仕事で言えば金銭的報酬と出世です
新しいゲームはミッション達成に向けて、仲間とともに成長し成果を掴み取る、その行為自体が楽しいのです。
そんな仕事にリデザインすると会社は非常に活性化する。
そう考えています。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!