反応率の高い販促物には「情報が」低い販促物には「データ」が書かれている

おはようございます。

選挙戦が活性化してきましたね。先日もテレビで党首討論番組をやっていました。
難しい話が多かったのですが、党首討論ですからそれでいいと思いますが、これが地域の候補者の場合、もっと生活者の現場に近づかないと共感は得られないと思います。

これ商売人も同じです。
今日は、販促で成果を上げたければ、マクロな話より、生活者のリアルな感覚に落とし込むことが重要だという話です。

先日、これは上手いな〜と思ったポスターがありました。
キャッチコピーが秀逸。

「年収2000万円×30年間」

何!?って目が止まりますよね?
よく見ると、その下に小さな文字で「という生活、BIGで6億円当たればできるんですけど…」とある。
上手くないですか?

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6億円ってピンと来ない。
でも、それを年収で例えられたらその価値がわかりますよね?

以前に中日新聞社の小出社長の講演を聞いて、すごく勉強になりました。
「今、新聞を取らない人が多いのは新聞がつまらないからだ」から始まり、生活者のリアルな「情」に訴える必要性を説いていました。
その中の例えとして、年商1000億円企業の伝え方について触れていました。
1000億円って普通の人には全くリアリティがありません。
それを小出社長は次のように説明していました。面白い!

「東京タワーのてっぺんから、毎日100万円をバラ撒くとします。この行為を273年間続けられる金額を、たった1年間で稼いでいる会社なのです」

情報は字の通り、「情」を「報せる」ものです。
情が動かなかったら、それは単なるデータに過ぎません。
三国志の時代、スパイの世界で1流と2流以下を分けるものは、まさに「情」の編集力だったと言います。
2流以下はデータ、例えば兵力が何人で船が何隻でといったデータしか収集しない、でも1流は民の忠誠心だとか、兵士のモチベーションといった定量化できない情報を集めたそうです。

生活者のリアルに沿って説明することが販促物の反応率を上げるために大切なのだと思いました。

多くの主婦は景気の後退を日経平均株価では感じません。
井戸端会議で特売の話題が増えたとか、そういった場面で感じます。

「伝える」=「気持ちに寄り添う」

6億円のBIGのポスターを見て、改めてそう思いました。
そう見ると、「レモン◯個分」も「東京ドーム◯個分」とかみんな工夫をしてますよね。

あ、くじは買わないけどね(笑)

さて、今日は打ち合わせに名古屋まで行ってきます!

また明日!