好きな事を仕事にできる人は、すべき事を徹底的に積み重ねた人

自分らしく働けたらとても幸せな事ですよね?
自分の個性を活かして、好きな事を仕事にする生き方です。
でも、そのためには最初から「自分らしく」を探さない方が良い、最近、そんな事を考えています。
なぜならば、多くの人は「自分らしさ」が分かるまでに時間がかかるから。
仕事は人から頼まれるもので、「らしさ」を追いかけている人に依頼なんて来ないからです。

好きな仕事は最初からは見つからない

ある若者が「幸せな働き方」をテーマにイベントを企画しています。
岡庭勇太さんというとても素敵な方です。

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僕はゲスト講師で登壇する予定です。

打ち合わせの中で「幸せな働き方」の定義をこんな風に考えました。
1、好きなこと
2、自分に出来ること(それをする実力がある)
3、自分がすべきこと(好き勝手はいけない)
この3つが重なる部分が「幸せな働き方」ができる領域だと考えました。

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で、それをどうやって見つけるか?が重要です。
そういう領域が最初からあると考えてしまいがちですが、多くの人はそうじゃない。
何かに真剣に取り組んでいくうちに、やがて見つかるものだと考えています。

だから、「自分がすべきこと」から始めるのが良い。

すべき事をやった人だけが好きな仕事に辿り着く

もしかしたら「すべき事」は好きなことではないかもしれません。
そうではない可能性のほうが高い。
だって、好きな仕事ってみんなも好きだから、まず先輩がやっています。
面白い仕事を下っ端にやらせるわけないじゃん(笑)

「すべき事」をしっかりやった人だけにその順番がまわってくるのです。

例えば、弊社に24歳のスタッフがいますが、彼は今、上司から新規事業の誘いを受けています。
なぜスカウトが来たかというと、入社当時からずっと掃除に真剣に取り組んでいるからです。
入社から半年間は覚えることの連続で、その間は「使えないヤツ」なのです。
だから彼は掃除だけは人一倍がんばると決意して、それを愚直に続けました。
その姿が「こいつなら」とスカウトに繋がった。

依頼が来ると彼は、新しい仕事を経験し「出来ること」が増えていきます。
そして、その中から「好きな事」に出会うことができると思います。

これは掃除に真剣に取り組んでいなかったらあり得ない物語ですよね?

頭角を現すってこういうことだと思う。
まだ実現していない「好きな仕事」では頭角の表しようがないもんね。
だから「すべき事」から全てが始まると考えているのです。

世の中の好きな事を仕事にしている人の多くは最初からそういう仕事ができたわけじゃないと思います。

僕も、指示ゼロ経営の研究知見は、本当はやりたくなかったPTAや業界組合の組織の運営から生まれました部分が多かったしね。

好きな事を仕事にしよう。
でも、それまではやるべき事に集中しよう。

そう考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!