商売を「笑売」に、商工会を「笑交会」に
「商いは飽きない」と言いますが本当に飽きることのない愉しい世界だと思います。
また、商売は「笑売」と言う人もいます。
別にお笑い芸人でなくても、例え葬儀社であっても、喜びの創造であることに変わりはありませんよね?
「喜びの創造」…その基本は絶対に忘れちゃいけない、そう考えます。
逆にそれを忘れて、やれ◯◯理論やら◯◯戦略なんてカッコつけていると商売は繁栄しないと思います。
インテリな横文字を使わなくてもいい。
なぜ、ビジネスは難しい用語だらけになったのか?
その昔、渋沢栄一翁は日本経済の発展を目的として、商工会、日本経済新聞社、一橋大学などの設立に貢献しました。
日本経済新聞社は弊社の取引先ですが、その事を承知している社員は少ないと思います。
会社が大きくなってピカピカのビジネスパーソンが増えた。
使う言葉も難しい。
「ステークホルダーがコミットメントできるだけのエビデンスを整え、相互のシナジーが最大化するようにアジェンダを考えるべき」
ウチのハルちゃん(柴犬♀)の英語の方が分かりやすい。
数字を1個だけしか言えないが(笑)
商売はいつからこんなに難解になったのだ?と思います。
さて、そんな中、とても素敵な商工会議所の職員と出会いました。
先月、指示ゼロ経営セミナーを企画、コーディネートしてくれた中沢源雄さんです。
(写真、、左から、僕→大石壮太郎社長→中沢原雄さん)
先日、中沢さんと、セミナーでゲスト講師をしてくれた大石さんと打ち上げをしました。
その中で、すごく分かりやすい日本語で自分がやりたいことを語ってくれました。
「笑交会」の設立。
まさに「喜びの創造」に立脚した事業構想でした。
心を使っているだけが心の豊かさの時代に対応できる
商売が笑売なら、商工会は「笑幸会」だと中沢さんが言いました。
上手いこと言うな〜と思っていたら、大石社長が「それを一歩進めて『笑交会』ってのはどう?」と返しました。
「笑いが交わる会」
渋沢栄一翁は天国で微笑んでいると思います。
商売を学ぶために一橋大学がある。
情報媒体として日本経済新聞がある。
商人が学び合い創発するために商工会がある。
本来の目的に立脚した再構築のビジョンだと思いました。
「景気が悪い〜」とか不吉な様相で傷を舐め合う場ではなく、前向きな商人が笑顔で交わり未来を創る場ができたら、そこから斬新なアイデアが生まれると考えます。
商売運も良くなるよね。
現代の生活者が求める「心の豊かさ」に対応するためには、こちらも心を駆使しなくちゃいけません。
理屈と計算で解が出る領域ではない。
心で思いつくものだと考えます。
ピカピカのビジネスパーソンが好きな言葉の1つに「ジャストアイデア」(ただの思いつき)があります。
論理性に欠けるという揶揄が入った言葉ですが、1%のヒラメキがなければ99%の努力はしようもありません。
そしてヒラメキの多くは「笑交会」から生まれます。
商工会だけじゃなく社内にも「笑交会」が必要ですね。
創発できる場は商売が「笑売」になり、やがて「笑倍」になり繁栄の波に乗って行くのだと思います。
今日も笑顔で仕事をしましょうね!
それではまた明日。