小さな親切、大きな富 〜セブンイレブンの店員さんの事例〜
おはようございます。
先日、ちょっと嬉しい出来事がありました。
いつもようにセブンイレブンでコーヒーを買ったんです。
100円を渡してカップを受け取り、レシートを受け取らずにそのままコーヒーマシンへ直行。
そうしたらね、レジのお姉さんが僕の方に飛んできて「すみません〜」って声をかけるんですよ。
マジっすか〜?
一応、僕、既婚者だしさ、まるでマンガのような展開じゃん!って構えたわけ(笑)
そうしたら、「今、ドーナッツの20円割引をやっていて、このレシートが引換券ですのでどうぞ!」ってわざわざ渡しに来てくれたんです。
すごく嬉しい気持ちになった。
その方はパートさんなのですが、別に渡さなくたって問題が起きるわけじゃないし、渡しても手柄になるわけじゃない。
ということは、やっぱり…(笑)
あ、すみません…
お客様に喜んでいただく事に躊躇がないんだよね。
素敵な方だと思いました。
で、ここからですが、後日、僕は初めてセブンイレブンでドーナッツを買いました。
その券を使って。
僕:「先日は、親切にありがとう(チラッ)」
彼女:「いえ、どういたしまして(チラッ)」
彼女:「ポッ」
彼女:「あの〜」
僕:「なんですか?」
彼女:「いえ、なんでもありません(ポッ)」
あ、すみません…つまらない妄想で…(笑)
僕はドーナッツには興味がないから、いつもレシートをもらってもそのまま捨てていました。
じゃあ、僕が割引券とともに払ったお金は「何に対して」なのでしょうか?
ドーナッツではないよね。
彼女の親切に対してです。
僕は彼女に喜んでほしかった
彼女の笑顔を見たかった
それだけでいい…
(BGMはエルビス・コステロの「SHE」)
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=O040xuq2FR0]
あ、すみません、また…(笑)
別に問題になるわけじゃないから、わざわざ追いかけて渡さない人もいます。
興味がないから捨ててしまうお客様もいると思う。
それも人間。
でも、彼女のような人もいます。
そして、それに応える人もいます。
ただ、言えることは、行動を起こさなかったら何も生まれないということ。
彼女が生み出したのは、その時のドーナッツの売上と、ファンになった僕が年間に使う約10万円の売上、そして、僕は色んな人にこの話をしたことで得られた高評判です。
何よりも、僕の心に素敵な感情を作り出した。
そして、このブログを読む人にも心地よさと学びを与えてくれたと思う。
とても大きなことだと思います。
1つの親切で大きなものを手にする一方、その逆もある。
商売は本当に気が抜けないな〜と思いました。
さて、今朝もあのセブンイレブンに行こう、思って張り切って行ったら…
レジ、おっさんだったわ(笑)
それでは素敵な週末をお過ごしください。