30年後に、2024年はどんな年と位置づけられているだろうか?
今から35年前、1989年は時代の転換点でした。
1月7日に昭和が終わり、突然、平成が始まりました。
12月29日には、日経平均は史上最高値の38,915円を記録しました。
そこから「失われた30年」が始まります。
バブル経済が崩壊し、平成はずっと下り坂でした。
登山で言えば、昭和は上り登山、1989年に山頂に着き、平成という長い下山をしたのです。
そして、今、下山が終わり、平らな地にいます。
登った山は「経済の山」でした。
1989年は、もう1つ、時代の転換を象徴する出来事がありました。
松下幸之助氏が4月27日にお亡くなりになっています。
松下氏は、「水道哲学」をもとに松下電器産業を世界の企業に育て上げました。
水道の水のように家電品が手に入るように、商品を大量生産し、安価で大量供給することに成功しました。
山頂に向かう登山に、大きな追い風を作ったと言えます。
その立て役者が山頂の年に旅立ったのも、今にして思えばですが、時代の転換期を感じさせるのです。
今、私たちは下山しました。
それは、いわば、静岡側から、富士山という「経済の山」を登り、山梨側に下りたような感じではないでしょうか?
今いる場所の高度は、登山前よりも高いところにいます。
そこからは、南アルプスも見えますし、八ヶ岳も見えます。
「さて、どの山に登ろうか?」という選択に迫られているのが今だと思います。
どの山も、富士山とは違います。
遠くから見るだけでは、どんな山かは分かりません。
ただ言えることは、もう富士山を見てはいけないということ、そして、新しい山は起伏が激しいということです。
あなたは2024年、どの山を選択しますか?
その山は、登るほどに何が得られる山でしょうか?
正月の間にストレッチをして、準備をなさって下さい。
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