「出る杭を打つ日本人に未来はあるのか?」と真剣に考えてみた

全国5ヶ所で行っている出版記念イベントでは、毎回、参加者の皆さんに「服装は自由です。あなたらしいオシャレでお越し下さい」とお伝えしています。
その意図は、「参加者が場に合わせるのではなく、来た人たちで場ができる」という、指示ゼロ経営の考え方に基づいています。

しかし、日本人は個性よりも場を優先する習慣を持っているので、中には「何を着て行こうか?」と悩む人もいます。

当日は、愉しいですよ。
和服、スーツ、Tシャツ、ドレス、ロックミュージシャン風、高級スナックのママ風、ホスト風、アロハシャツ…多様なのですが、カオスではなく独特の秩序が生まれるのです。

場に配慮するという光の面は、同時に闇を生みます。
それが「出る杭を打つ」です。

先日、仕事でお世話になっている方から東洋経済オンラインの記事を紹介されました。
記事のタイトルは、「成績が良いといじめられる 日本人の特殊性」です。
勉強ができない子には「落ちこぼれ」のレッテルを貼り、デキる子の杭を打つ日本人に未来はあるのか?と悲しい気持ちになりました。

文科省が公表している報告書によると、OECD平均ではデキる子の方がいじめ被害にあう割合は減っていくのですが、日本の場合は逆で、デキる子の方がイジメられるのです。

だから、日本では、デキる子をみんなの前で褒めてはいけないのです。

日本で古来から続く、集団主義社会(村社会)は武家社会がベースになっていると言われています。
「集団の秩序維持を最優先する」「君主の為なら不正を厭わない」という文化です。
企業の不祥事が明るみになると、はたから見ると「なんでそんなバレるような事を…」と思ってしまいますが、それほど馬鹿になってしまうのです。

絆は排他を生みます。
企業でも、結束を高めると、大抵、排他的になります。社外との交流をシャットアウトし、ガラパゴス化を進化させます。
そして、外部変化に取り残されガラパゴスのまま死んでいくのです。
集団主義社会の最大の欠点は、変化に弱いことです。

東洋経済オンラインの記事では、「異年齢学級」といって、1年生から6年生までをごちゃまぜにしたクラス編成を行っている学校を紹介しています。
最初から凸凹、杭だらけの状態を作っているのです。
さらに、自分たちでテーマを決め、クラスのプロジェクトを決めます。プロジェクトの難易度が高ければ高いほど、共創・協働が必要になります。
多様な人が集まった組織で共創・協働が起これば、ものすごく大きな課題を解決できる可能性があります。

変化の時代になっても集団主義を手放せない日本に未来はあるでしょうか?
あなたは、いかにして自分のチームに多様性をつくりますか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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