1つの世界、架空だけど、素晴らしい世界を創造した女性
今から10年ほど前、僕は新しい挑戦をしようとしていて、その時、自分の力に限界を感じていました。
そこで僕にはない力を持った社員を採用することにしました。
当時、24歳の女性が来てくれました。
鬼才という言葉がピッタリな、芸術肌の社員だった。
焼きたてのパンを朝、お客様にお届けしよう。
ただ届けるだけじゃつまらないから、リゾートホテルのルームサービスをモチーフに展開しようという話になりました。
彼女は、実際にリゾートホテルに行き研究しました。
品質、デザイン、接客…
そして、リアリティーを出すためには、実際にはないホテルだけど、イメージの中で創ろうと、一生懸命にデザインしてくれました。
1つの世界観ができた。
その後、結婚を機に退社、信州からは遠い、福井県に引っ越しました。
先日、彼女は、もっと遠い所に行ってしまった。
とても悲しかった。
時々、信州に帰ってくる時は会社に遊びに来てくれた。
愛想はないけど、人の話をじっくり聞いてくれる。
ネコのような目で、真剣に…
キミが創り上げたものは、今、もっと進化して、たくさんのお客様の人生を豊かにしているよ。キミの仕事は、全国の仲間たちが知っていて、すごく敬意を表してくれているよ。
ありがとう、ずっと先の話だけど、またネコのような目をして、話を聞いてください。
架空のホテルのラウンジでかかっていた曲をプレゼントします。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=z6pqg28r6Jc]
R.I.P タッキー