52歳になった今、僕は自分の石頭を壊すことを最優先に生きている

昨日、10月28日は僕の誕生日でした。
SNSで、たくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。1人1人の顔を思い浮かべながら拝読し。僕は、この方たちの影響を受けて今の自分があるのだと実感したのです。

僕にとって50歳は人生の節目でした。
「人生、折り返し地点を過ぎた」という実感があり、生き方を考えるようになりました。
次世代により良い社会を渡したいという思いが強くなったのです。

そのためには、古くてセコくて、頭の固い人間になっちゃいけないという思いを強く持つようになりました。

経営者としての経験を積み、自信もありますし、それなりの実践もあります。
しかし、それゆえに、自分が「もんだ族」になっていると気づいたのです。
「もんだ族」とは、「こういうもんだ」と過去の経験から、物事を決めつける人のことを言います。

ChatGPTに対し、「あんなものに頼ると人間ダメになる」と言う人がいます。
僕の祖母は明治生まれですが、洗濯機が登場した時に「主婦の怠慢だ」という風潮があったと、僕に教えてくれました。ChatGPTも洗濯機と同じように、毎日活用する時代が来ると思います。

自転車が発明された時にも「人間がダメになる」と言われたらしい。

「空気より重い機械が空を飛ぶことなど不可能だ」
「馬は今後もずっと使われる。自動車は目新しいだけで、一時の流行に終わる」
「5台分ぐらいなら、コンピューターの市場があると思うよ」

これらの発言は、名前は伏せますが、とても有名な方々が、その昔にしたものです。

もんだ族になる原因は、意思決定のための情報源が、自分の経験則をもとにした、自分に都合の良い情報に偏ることです。
まさに石頭の思考回路です。

最近、若手社員が先輩社員にのメンターになり、助言を行う「リバースメンタリング」を取り入れる企業が増えていると言います。
もんだ族には耐えられない制度かも 笑

僕の「もんだ」を、最も破壊してくれるリバースメンターは子どもたちです。
子どもたちから学ぶうちに、僕は、石頭を防ぐ最善の方法は「異質な情報に触れること」だということが分かるようになりました。

そのための最も有効な方法は、異質な人に会うことだと思います。

ラジオで聞いた話ですが、女性アイドルグループを数多く作ってきた、日本を代表する、かの名プロデューサーは、月に一度、自分が嫌いな人を食事に誘って交流するそうです。しかも、奢るとか…

それはできねぇ笑

異質な情報が入ってくると、それは僕には関係ない、役に立たないと、瞬時に決めつけてしまいますが、そう思った瞬間に「石頭を壊すチャンスだ」と自分に言い聞かせるようにしています。

というわけで、52歳の誓いの記事でした。

今後とも、よろしくお願いします。