秋桜「コスモス」は、実は理想的なチームの状態を指す言葉だという話
物事を決める「意思決定」は、企業の未来を決める一大事です。
意思決定には、細かなものから、「こんな経営をしたい」といった抽象的なものまで様々です。
「意思決定しない」という意思決定もあります。
細かなところまで、トップダウンで全てを決める組織は別ですが、通常、チームで話し合い決める「集団意思決定」を行う組織が多いと思います。
しかし、重要で頻繁に行うことなのに、そのやり方を学ぶ機会はほとんどありません。
「みんなで話し合いましょう」と言われるだけです。
しかし、訓練を受けていないので、誰かが仕切らないと対話が始まらないことが多いと思います。
そして、誰かが仕切ると…
・決められたスクリプト(進行表)に従って予定調和で進む
・リーダー、上司が一番喋っている
・順番に発言をする
・すぐに多数決を取る
ダイナミズムがなく、革新的なアイデアは出ないミーティングになりがちです。
かと言って、仕切る人がいないと…
・バラバラ好き勝手喋っていてまとまらない
・対立、衝突してまとまらない
・一部の人が仕切っている
混乱するだけで何も創造できません。
組織には3つの状態があります。
同じ状態が続く「静的」で固まった状態をギリシャ語で「ノモス」と言います。
混沌は「カオス」
両方ダメです(笑)
理想は、動的であるが秩序がある「コスモス」という状態です。
「対話を重ねる」と言いますが、まさに、「重ねる」「応え合う」ことで前に進んでいくのです。
ちなみに、この対話を毎日、学級で行っている教員がいます。
11月18日(土)に横浜で行う、僕の新刊の出版記念イベントにゲスト登壇して、実際に授業を披露していただきます。
興味ある方はこちらをチェックして下さい⇒出版記念イベントin横浜
「コスモス」の状態を作るためには、次の3つの要件が必要だということを、メンバー全員が知る必要があります。
1、自由に発言し合える人間関係
2、目的の共有
3、三人寄れば文殊の知恵の出し方を知る
三人寄れば文殊の知恵は、たくさんのアイデアの中から生まれます。
アイデアがアイデアを呼び、話し合いのテーブル上にたくさんのアイデアが出たら、それらを上手にまとめていくのです。
アイデアを多く出すためには、「全員が自分のアイデアを付箋に書く」「みんなが発言できるように、発言の交通整理を行う」といった方法があります。
アイデアをまとめるには、出たアイデアに対し「どうしてそう思うか?」と理由を添えます。
理由でくくると、複数のアイデアも1つのカテゴリーにまとまります。
まとまると、頭が整理され対話が深まるのです。
このことをメンバーが知っていると、日常的に自分たちの力でコスモス状態をつくり出すことができます。
想像してみて下さい。
クレームなど、何か問題が起きた時に、自分たちで原因究明と対策を立てることができる。
販促会議では、どんどん素晴らしいアイデアが出る。
アイデアが絵に描いた餅で終わらず、しっかりと実行される。
コスモスを極めるまでに時間がかかりますが、チームがそんな状態になったら嬉しいですよね。
是非、今日のブログをメンバーと共有していただき、みんなの力でコスモス状態を目指す機運を高めて下さい。
というわけで、今日も素敵な1日をお過ごしください!
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