社内で最も人材育成が上手な「意外な人物」とは?その人物の特定法と活用法
リーダーって、意外と人を育てるのが苦手です。
その理由は、部下が、何が分からないか分からないからです。熟練になると、分からない人の気持ちが分からなくなります。
だから、「そんなことも分からないのかー!」となっちゃうのだと思います。
今日の記事は、新人の効果的な育て方について書きます。
人の成長には段階があります。
リーダーは、メンバーの成長段階を知ると適切な対応ができるので、しっかりと把握する必要があると思います。
よく使われる段階設定は次のようなものです。
1、知らなくて出来ない
2、知っているけど出来ない
3、知っていて、考えながらやれば出来る
4、考えなくても出来るようになる(身に付く)
5、独自性が発揮される
リーダーは、メンバーを見た時に「ああ、この人は今、この段階にいるんだな」と分かると対応しやすくなります。
この中で、2から3への成長が最も重要です。
「知っているけど出来ない」という状態をクリアすることが大切です。
この段階をクリアするためには、まず、「人の成長には、”知っているけど出来ない”という段階がある」ということを教えてあげることが大切だと思います。
教えてあげないと、部下が、自分はダメなやつと自己否定をしてしまう人が多いからです。
その上で有効なのがペア学習です。
社内にいる「一番よい先生」を付けてあげるのです。
「一番よい先生」とは誰でしょうか?
きっと、上司や社長ではないと思います。
よい先生の条件は次の3つです。
□性格的に相性が良い人
□生徒よりも一歩だけ進んでいる人
□自分にも出来ないで悩んだ経験がある人
生徒よりも一歩だけ進んでいる人とは、「知っていて、考えながらやれば出来る」という段階にいる人です。
この段階にいる人は説明が丁寧なのです。
逆に、一番、何を言っているか分からないのは、「考えなくても出来る人」です。
2から3に上がりたての人は、相手が何が分からないかが分かるし、上手く出来ない悩みにも共感できますので、最もよい先生になれるのです。
そして、嬉しいのは、教えることで先生も成長するのです。
人によっては、3〜4…「知っていて、考えながらやれば出来る」から「考えなくても出来るようになる」に成長するキッカケになります。
ペア学習が習慣化すると、リーダーがペア組みをお膳立てしなくても、自分たちで勝手に最適な人に聞いて成長するようになります。
今日の記事を社員さんと共有し、社内に学び合う習慣を作ってみてはいかがでしょうか。
というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください!
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