何かと反対をする社員にどう向き合うか?

先日、朝礼に関する記事を書きました。
こちらです⇒「朝礼の効果を何倍にも引き上げる、朝礼らしくない朝礼」

この記事に対し、ある方から質問を受けました。

朝礼を皆で話し合いやることになりましたが、どうしてもやりたくない、必要ないと思う人が一人いた場合にはどうしたらいいのでしょうか?

背景が分からないので、一般論になってしまいますが、僕なりの回答を今日の記事に書きます。
まず、確認したいことは、人と集団は機械ではないので、「これが正解」という単一解はありません。
組織の文化や、社長やメンバーの個性によっても変わってきますので、独自の解を模索することが大切です。

その上で、まずは考え方から。
僕は、物事を考える時に、サイモン・シネックの「ゴールデンサークル理論」を活用することが多くあります。
物事には、「What」(何を)「How」(どの様に=方法)「Why」(なぜ)の3つの構造があります。


日々、会社に来て何をやっているか分かっていない人は1人もいません。方法も分かっています。
ところが、「なぜ」…理由を知らずにやっていることは多くあります。

朝礼はなぜやっているのでしょうか?
ある会社では…

・チームのプロジェクトの進捗を確認するため。(進捗が芳しくない場合、計画を修正する)
・個人の仕事の進捗を確認し、困ったり悩んでいる人がいないか確認するため。(困っていたら支援する)
・連絡事項を伝達して業務を円滑にするため

この3つが朝礼をやる理由=「Why」です。

この目的は社員さんも望むものです。望むのであれば、開催に賛同してくれるでしょう。
また、目的が理解されていれば、方法(朝礼)に反対であったとしても、他の手段があれば提案してくれるでしょう。
その場合、リーダーには提案された別の手段を認める寛大さが必要です。

まずは、目的が理解されていることが大切です。

人と対面するのが苦手という人もいます。
その場合、その人だけは朝礼ではない別の場で、さきほどの3つの目的が達成できる手段を取っても良いと思います。

ところが稀に、反対はするが、その理由は言わない、別の手段の提案もしないという人がいます。
提案するとリーダーが頭ごなしに否定するなど、提案しづらい雰囲気があれば別ですが、そうでなければ単なる「わがままなお子ちゃま」です。
その場合、僕は「それは自由ではなく好き勝手ですよ」と指摘します。

100人に1人くらい、「チームプロジェクトの進捗確認も、個々の進捗確認も、連絡事項の伝達も必要ない」という人がいます。そういう人は、要するに、「自分さえ良ければいい」と言っているのです。

リーダーには、方法に関しては譲る寛容さとともに、人間関係やチームワーク、チームの目的などに関しては一歩も引かない意思が必要です。

個別の状況が把握できていない中でのアンサーブログですので、ご質問の意図とズレていたらごめんなさい。

・必要性
・自然体
・楽しさ

3つを満たす朝礼ね!
(詳しくは先日のブログをチェック!)

というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください。

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