❚戦略思考に替わる指針が求められる
正解がなく変化が激しい時代では目論見どおりに事が進みません。企業も個人も、これまでの「ゴールを設定し、逆算式に行動を決める」という戦略思考を変える必要があります。
料理でいうと、メニューを決めてから食材を揃えるやり方から、「今ある食材で、その時に出来うる最高の料理を作る」という発想です。
「あなた」という素材。「仲間」という素材。「会社」という素材。偶然に起きた出来事という素材。
変化に柔軟に対応し最高の料理をつくるためには、その時、その状況で感じて動く感性…「センス・アンド・レスポンド(感じて反応する)」の感性が求められます。特に、偶然に起きた出来事は、あなた独自の道を紡いでいくヒントを与えてくれます。
京都開催の出版記念イベントでは、個人や企業が生きる道が立ち現れてくるプロセスを科学します。
そしてイベント後半では、みんなで50年後の社会をイメージするという企画を行います。
みんなで模造紙に未来の町のイラスト地図を描きます。
そこには50年先の企業、商店、学校、福祉施設、行政など、現実社会の縮図が描かれます。
参加者は教員、経営者、農家、講師業、福祉関係者など多様になる予定です。
参加者1人1人の得意分野、専門分野を活かし、「学校ではこんな教育が行われている」「企業はこんな経営をしている」「農業はこうなっている」「行政はこんな役割を担っている」「商工会議所は?」「靴屋さんは?」「魚屋さんは?」「工場は?」…50年先のあり方と姿を考え、模造紙の村の中に置いていくという企画です。
作り終わったら、美味しいコース料理を食べ&飲みながら交流します。