「無駄が必要」という矛盾した言葉と、その風潮について考えてみた

最近、藤原麻里菜さんという方に注目しています。
「株式会社無駄」の創業者、CEOです。
藤原さんのYou Tubeを見ているだけで幸せな気持ちになるのです。
会ってみたい人、筆頭です。(ちょっと怖いが…w)

「無駄」と言えば、僕の世代には、「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ー!」の雄叫びの印象が強く、暴力的なイメージを持ってしまいますが、今の時代になり、「無駄が必要」というわけの分からない事を言う人が増えています。

かく言う僕もその口です。
どう考えても、現代の生活者は無駄を愛しているとしか思えず、必要なものになったと考えるのです。
というわけで、今日のブログは無駄について考察します。
暇な人だけお読み下さい。

人口研究の第一人者、古田隆彦氏によると、人口減少社会で文化が爛熟すると言います。
直近では、江戸中期の人口減少時代において、浮世絵や屋台、根付などが誕生、発達しています。

さらに遡ると、縄文時代にも人口減少期があったそうですが、その時につくられた土器には、これでもかというくらいの絢爛(けんらん)な装飾が施されています。
人口増加期の土器は、すっきり機能的なものが多かったそうです。

今は人口減少期です。
僕は、日本の人口がピークに達した2008年頃から急に無駄が好きになり、世界の無駄を調査しました。
最も心を揺さぶられた無駄は、サグラダファミリアで有名な、アントニオ・ガウディが設計したアパートです。

アップル社には、箱の開封を考える専門の部署があり、パッケージデザイナーが日々パッケージのことを考えています。
開けた瞬間に「わ〜!」っとトキメくわけです。
多くの人が後生大事に箱を保存するのが分かりますね。


かく言う僕も捨てられないのです。

ちなみに、メルカリには、アップルの箱たちが有料で売られています。

当社では、2008年くらいに、お客様にお出しする各種通知を、封筒ではなく箱に入れてお届けしたことがあります。
1つ1つ、手づくりなので、事務員さんが悲鳴を上げ、中止になりました。
お客様からも、1つたりとも喜びの声は届きませんでした…

時代の先を行き過ぎていたということでw

教育界も変わるでしょう。
僕が子どもの頃は、オシャレは徹底的に否定されました。
「そんな無駄な事にうつつを抜かしていないで、学生の本分に集中しなさい」と言われて育ちました。
その時代には、この論理は正しかったと思います。
当時、必要とされた人材は、大量生産大量消費の企業活動に対応できる人材だからです。
基本的な読み書きそろばんができ、無駄なくタスクを積み重ねることができる人材です。
オシャレなど無駄でしかなかったのだと思います。

いまだに、一部の学校で、旧時代の名残が残っているようですが、即刻、バージョンアップする必要があると思います。

あなたも、無駄な人間、無駄な会社を目指してみてはいかがでしょうか?

無駄なブログに、最後までお付き合いいただいた、あなたが大好きです!

 

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