社長が「いかにも立派なこと」を言い出すと、組織は衰退する

おはようございます。

先週の土曜日に鹿児島県で夢新聞を行いました。
講師は、夢新聞協会のパートナー講師、プラスこと山口佳久さんです。

今日はその時に感じたこと、カッコつけていると人には伝わらない、本当に相手の事を思った時に伝わるという話です。
特に2代目、3代目が社長に就任した時って「社長らしく」と頑張ると思いますが、それでは社員に思いは伝わらないという話です。

「どう思われるだろうか?」なんて気にしていたら相手に伝わらない

夢新聞の講師って本当に勉強になります。
3時間のプログラムなのですが、その中に「笑い」「感動」…色んな感情が起きるように仕掛けます。
その成否に重要なのが「カッコつけない」ことです。
カッコつけるというのは、他人の目や評価を気にしている状態です。

「これを言ったらウケるかな〜?」とか「いい事を言わなきゃいけない」とか過剰に意識すると失敗します。
相手との間に見えない壁ができちゃうんだよね。
その状態って、自分のことを心配していますよね?
100%相手に喜んで欲しいと思った時って、カッコつけている余裕なんてないですから。

夢新聞ではプラスの話は本当に伝わったと思います。
話を聞いた保護者が号泣するんだもん。

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心姫 よりこさんのFBから拝借しました

「どれだけいい話をしたの?」って思わるかもしれませんが、そんな次元ではない。
彼の辛い体験を伝え、その時に自分が何を思ったのか、それを素直に伝えたのでした。
そこには、彼だからこそ分かる家族の大切さがあり、彼はそれを本当に伝えたかったのです。
自分をさらけ出しているのだから「どう思われるだろうか?」なんて気にしている暇はなかった。
100%相手にベクトルが向いた状態です。
全然、流暢ではないけど伝わる。

それは言葉に現れます。
カッコつけた言葉は、誰の思いから発せられた言葉なのかが分からない。
自分発の言葉はその人の思いが乗っています。

考えてしゃべった言葉じゃなく、思わず口にした言葉

僕が社長に就任した当時、僕は「社長の自覚を持つ」という事に振り回されました。
しゃべる言葉が立派なんですよ。
「業界は非常に厳しい時代に入った」
「全社一丸となって」

そして多かったのが「◯◯しなければならない」
こんな言葉、世の中の社長がみんな言っている定型文ですよね?
立派なことを言い出したら、そは終わりの始まりです。

社員が聞きたいのはそんな立派な言葉じゃない。
「で、どうしたいの?」ってことです。

「どうせ仕事をするんだったら、みんなで力を合わせて成果をあげる感動を味わいたいじゃん」「このままで終わったら悔しいじゃん」
「業界に共和堂ありと言わせてやろうぜ」

そんな小学生みたいな言葉だっていいと思います。

陥る罠は「立派な社長にならなきゃ」という思い込みです。
それを捨てない限り、社員との間に見えない壁ができて、燃える集団にはならないと考えています。

あ、夢新聞協会では、自分丸出しの状態を「アホ」と呼んでいますがね(笑)
考えてしゃべった言葉じゃなく、思わず口にした言葉、それが言えるまでアホになりたいですね。

それでは今日もアホで素敵な1日をお過ごしください。

また明日〜!