多くの企業が書かない「あなたの会社で働きたい」と思わせる求人メッセージ
ユニクロが大幅な賃上げを実施すると発表して、世間を驚かせました。
新卒の初任給は30万円に達し、中には40%も賃金が上がる人もいるそうです。
ユニクロが賃上げを発表した直後、イオンも賃上げを発表しました。正社員だけではなく、非正規社員も対象ということです。
いずれも、離職を下げるとともに、優秀な人材を確保したいという思惑があるようです。
一方、東京新聞の調査では、中小企業の7割が賃上げに前向きでないということが分かりました。
大手のように体力がないから出来ないんですよね。
そこで問題になるのは、「中小企業はどうやって良い人材を採用するか?」という課題です。
大企業には太刀打ちできないと言って、諦めてしまうのは早いと思います。
なぜならば、中小企業には採用に力を入れていないところが多く、伸びしろが大きいからです。
僕は、常々、様々な求人広告をチェックしていますが、根本から改善が必要な求人広告が多いと感じています。
本当に根本からです。
どういうことかと言うと、待遇(賃金や休日、福利厚生)では大企業に敵わないのにも関わらず、待遇しか書かれていません。
実は、他に魅力があるのに、それが書かれたいないから、読んだ人からすれば「何の魅力もない会社」と映ってしまうのです。
例えば、僕は新聞販売店を経営してきました。
休みは少ないし、朝も早い仕事です。だから、無理して賃金を高めに設定しましたが、それが逆効果でした。
見た人に、「仕事がハードなんだろうな」と思わせてしまったのです。そして、この求人広告を見て来る人は、働く動機がお金に偏っている人が多かったのです。
お金にならない地味な仕事…例えば、お客様と人間関係をつくるといった、重要な仕事を嫌う傾向があり、マネジメントにすごく苦労をしました。
そこで、求人広告を改善し、「働きがい」を前面に出すようにしました。
実は、当時、当社はまだ、そんなに働きがいがある会社ではありませんでした。
しかし、働きがいのある会社にしたいという思いは強かった。
だから、正直に「まだ、そうなっていないけど、一緒につくってくれる仲間を探しています」と訴求したのです。
すると、ものすごい人数の応募がありました。
多くの応募者が、「こういう会社を探していた」と言いました。
当社以外にも、働きがいのある会社はあるはずですが、求人広告にそれが書かれていないから出会えないのです。
たくさんの人が集まるだけでなく、モチベーションも自発性も高い人を採用することができました。
働きがいを持っている人は、指示命令をしなくても、よく考え行動します。
お客様の役に立ちたいという意欲が強く、高質な仕事をします。
世間に賃上げムードが高まっている今だからこそ、採用を改善してみてはいかがでしょうか?
※4月12日(水)に久々の採用セミナーを行います。
1年に2回だけの開催ですので、この機会をご活用ください。
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