あなたが描くビジョンに、実現したと錯覚するようなワクワク感はあるか?

脳は「自動目標達装置」と言われています。
あなたが、何らかの未来をイメージした時に、理性では、まだ実現してないと分かっていても、思わず心がワクワクしたら、それは脳の深い所(辺縁系)では、イメージと現実の区別がついていません。
これを意図的に行うことを、「条件づけ」と言います。

脳は、そのイメージを実現するために活動を開始します。

新年度を控え、経営計画をつくっている会社も多いと思いますが、経営計画には条件づけの効果が必要だと考えます。
でも、現実は、意味は分かるが心が動かない、未来イメージの解像度がぼやけたものが多いと感じています。

だから僕は、経営計画をつくったら、それを「夢新聞」に形にすることをお勧めしています。
夢新聞とは、自分(自社)が将来、大活躍し、新聞に載ったと仮定して、その新聞を作るワークショップです。

・自社の未来の姿(状態も数値も)
・そこに到達するまでの過程
・楽しかったことや苦労したこと
・顧客が喜ぶ姿
・社員さんのイキイキ働く姿
・社員さん1人1人の夢が実現した姿

などを書きます。

僕も定期的に書いています。
やってみると分かりますが、新聞形式にすることで、物語性が生まれます。
学生時代に、歴史を教科書で学んでも、ちっとも頭に入らないのに、歴史マンガだとするすると入ってくるし、まるで自分も体験したかのような臨場感を覚えるのと同じ効果があります。

まさに「条件づけ」が行われるのです。

実は、確か、2014年だったと思いますが、僕は「人が自ら育つ、指示ゼロ経営の法則」という書籍を出版したという夢新聞を書いています。
5年ほどかかりましたが実現しています。

夢新聞づくりを企業研修で行う時には、経営計画発表の後に、社員さん全員で作ります。
人は、物事に参画した分だけ自分事にします。
自分で考え、言葉にした時の学習効果は絶大です。

なのに、経営計画発表会で、一方的に社長の話を聞くだけです。
自分事になるはずはないし、3日もすると忘れてしまうのも、脳の理からすれば当然のことだと思います。

ビジョンとは、目を閉じれば、未来の「その日」が動画で再生されるもの。登場人物の声が聞こえるリアリティがあるもの。「もう実現した」と感情が錯覚するものです。

「条件づけ」という視点で、自社の経営計画を見直してみてはいかがでしょうか?

ではでは、今日も素敵な1日をお過ごしください!

【今日の記事の内容に関心がある方は、このイベントに参加して下さい!】

一粒万倍日の2月12日(日)に「未来創造大会2023」というイベントをオンラインで行います。

・未来の「その日」が動画で再生されるようなリアリティあふれるイメージを描く。
・繁栄の理に合った未来を描く。
・夢を実現するために欠かせない「協働」を体験する

あなたの「その日」のスタート日になるかもしれません。
↓詳細は下のバナーをチェック!