iPhoneの部品は作れてもiPhoneは作れない日本の行く末やいかに?
僕がiPhoneを初めて買ったのは2010年、iPhone3gでした。
まだユーザーが少なく、友人に見せびらかしていました。
ちなみに一部の友人たちが僕を「スネ夫」と呼ぶ理由はこうした性質からです 笑
僕のiPhoneは不思議で新しい機種が出るとなぜか壊れるのです。
と言っても、勝手に壊れるわけではなく水没したり画面が割れたりするのです、不思議ですね〜笑
さてそんなiPhoneフリークの僕がいまだにiPhone11を使っています。
その理由は、iPhone12や13は値段が高くてとても買う気がしないからです。
iPhone12が出た時は10を使っていましたが12ではなく安い11に乗り換えました。
実は、ここ10年でiPhoneの値段は3倍近くになっています。
これはiPhoneに限った話ではなく外国の製品はみんな高額になりました。これは円安の影響ばかりではありません。(2021年1月は1ドル103円でした)
海外では賃金も物価も上がっているのに日本だけは横ばいなので相対的に日本は「安い国」になってしまったのです。
20年前に日本人がアジアの国に旅行に行けば豪遊できたように、今、日本は世界から安い国になりました。
逆に、私たち日本人にとって海外のものは高額なのです。
日本の賃金が上がらない原因は様々ですが、最も本質的な原因は「企業が付加価値を作れない」ことです。
付加価値とは会計上では売上総利益を指します。
賃金は売上総利益に比例しますから、ここが増えないことには賃金問題は解決しません。
企業の売上総利益を稼ぐ力を上げずに、最低賃金を引き上げても貯蓄が増えるだけと指摘されています。
話をiPhoneに戻します。
初めてiPhoneを見た時に、僕は胸がトキメキました。欲しくて夢に出てきたくらいです。
まったく想像だにしなかった新しい人生が始まる、大げさではなくそう思ったのです。
しかし、実はこの感覚は人生初ではなく、SONYのウォークマンが出た時が最初でした。
ここにとても皮肉な話があります。
2012年10月の日本経済新聞に「iPhone5 分解で見えた日本製部品の底力」という記事が載りました。
iPhoneの部品の50%以上が日本製という事で、日本の技術の高さを誇る記事です。
しかし、この記事に対しインターネット上では「でも、部品は作れてもiPhoneは作れない」という声が上がりました。
失礼ながら僕もそう思ったのです。
勿論、iPhoneの部品を作るのに創造性が要らないと言うつもりはありませんが、本体のような付加価値の高いものを作る創造性はなかったのです。
その行く末がiPhoneが高価すぎて買えないという事態を招いたわけですから皮肉だと思うのです。
さらに皮肉なのは、かつてスティーブ・ジョブズ氏はSONYの経営を参考にしたということです。
iPodを発表した時は、「21世紀のウォークマンだ」と周囲に自慢していたそうです。
また禅などの精神世界にも関心を持っていたと言います。
創造性は今のところ人間だけの領域です。
人間がイキイキ・ワクワク、精神的に健全に活動をした時に発揮されます。
だから、そういう風土をつくることは急務だと考えるのです。
もちろん、経済的な豊かさ=人生の豊かさというつもりはありません。
そうではなく、精神的に豊かで充実した働き方をすると経済的な富も手にする、いい時代になったと考えているのです。
すでに日本にあるもの、かつてあったもの…そこにヒントがあるなんてとても恵まれていると思い、今日の記事を書きました。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!
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