不安が勇気に変わる「みんなで取り組む不安のケア」で挑戦体質の組織になる

経営は常に不安との戦いだと言われます。
特に今は何が正解か分からない時代、かつてなく不安を感じる時代だと思います。

不安の9割は杞憂に終わる…実際には起こらないと言いますが、逆に言うと1割は起きるもの。
対応は必要だと思います。

といっても起きる可能性がある事故や不具合、すべてをシミュレーションして対策を立てるなんてなんて小さな会社では無理なことです。
しかし、何もしないわけにはいきません。

僕は、「心構え」だけすれば良いと考えています。
「約束」と言い換えても良い。

どういう事か解説しますね。

僕が企業で指示ゼロ経営の研修をする時に、「自社が指示ゼロ経営になるとどんな良いことがあるか?組織にとって、個人にとって」という問いを投げかけ考えてもらいます。

良いイメージがありワクワクしないとやってみたいと思わないからです。

しかし、同時に不安もあるはずです。
不安の扱い方が重要で、決して抑え込んではいけません。
「悪いイメージはするな!プラス思考で行こう!」は危険です。

抑え込んだ感情は心の奥底でドロドロした怪物に化け、何かの拍子に外に出てきます。
ちゃんとケアすることが大切です。

実際に不安なことを挙げてもらうと、良いことよりもたくさん出ます。
それを聞いたリーダーは「おいおい、大丈夫か?」と気持ちが沈みます。

しかし、とても良いことだと思います。
なぜならば、リーダー1人だけが不安を抱え考え込んでいる状態に比べればはるかに良いと考えるからです。

指示ゼロ経営とは、「自分たちで課題を発見し、三人寄れば文殊の知恵を出し、役割分担を決め行動、行動の結果を見てまた行動する」という様式で活動します。

ということは、不安が的中してしまった場合でも、それを課題にやれば良いというわけです。
実際にこのワークをやると、「自分のところに仕事が押し付けられたらどうしよう?」「責任を押し付けられたら…」という不安が多く出ます。

もし、そうなっても、その状況をオープンにして助け合おうという約束ができると不安は軽くなります。
この手の不安はみんなが感じるものなので、約束も固いものになる傾向があります。

ここでリーダーのひとこと…「みんなが責任を取らされることはない」と断言すれば挑戦意欲はさらに高まります。

不安は人の意欲を削ぎ、行動を鈍らせます。
萎縮することで創造性が失われてしまいます。

ちゃんと「組織ぐるみで」ケアすることが大切だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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