エゴのエネルギーや好きのエネルギーを超えた「エネルギー3.0」を生きる

僕は資本主義経済は「欲」の経済システムだと教わりました。
ここで言う欲とは、どちらかと言うと利己的なもの、エゴです。
「成り上がりたい」「金持ちになりたい」といったギラギラした欲を原動力に稼働するシステムです。
これを「エネルギー1.0」としましょう。

令和の時代では古臭いと言われそうですが、僕は大切なエネルギー源だと思っています。

しかし、平成の時代に入り違った欲で起業する人たちが出始めました。
「もしかしたら次なる欲のステージに向かうかもしれない」と思ったのです。

彼ら彼女らのエネルギーは、ひとことで言えば「好きなことを仕事にしよう」…というものです。
「エネルギー2.0」としましょう。

お金のために我慢して仕事をしてきた、上の世代を見て育った世代の感性だと思いました。

ちなみに2.0で生きている人たちを見て、僕が思ったことは「好きの中にも1.0のエネルギーがないと良い仕事ができない」ということです。

「好きでやっているんだから、自分さえ納得できればいい」では価値ある仕事にはならないと思うのです。

さて、彼ら彼女らの中で、ただ単に好きを仕事にしているだけじゃない人たちがいる事に気づきました。
次の段階…「エネルギー3.0」です。

今年に入りある偶然が重なった結果、僕はその存在に気づきました。

今年(2022年)1月にホワイト企業大賞の表彰式があり、委員の小森谷浩志さんと、曹洞宗僧侶である藤田一照さんの対談がありました。
※小森谷浩志さんの書籍「禅的マネジメント」おすすめです!

そこで出た話が、僕の心にジワジワと染み込んできたのです。

「経営は欲(1.0の欲)ではなく、『今この瞬間を生きる愉しさ』を原動力に繁栄できると思うのです」

同じ時期にあるドキュメンタリー映画を観ました。
その中でダライ・ラマが登場して人間の生き方についてこんな言葉を口にしました。

「自分の心が悦び、他人にも共感してもらえる生き方をしよう」

これは2.0の欲とは違うものだと思ったのです。

上手く表現できないのですが…
2.0は好きな事をする「楽しさ」があり「喜び」がある。
3.0は、より自分の本質を生きる「愉しさ」があり、他者と分かち合う「悦び」がある。

2.0は自己完結するのに対し、3.0はもう少し広い世界の中に自分が存在するという感覚です。

自分という存在をこの世界にある資源、とても貴重な資源と捉えられているような感覚です。

私たちは天の産物、貴重な資源であり、その特性が発揮されるとこの上ない悦びを感じ、そして、この状態が最も他者の役に立つのだと。

とても不思議な感覚ですが、僕の中には確固としてある感覚なのです。

どのエネルギーが良くて悪いという話じゃない。
どのみち進化していくものだと思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!

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