変化の時代に生き残るには「計画力」よりも「修正力」で勝負する

ここ20年くらい、多くの人から「綿密な計画を立ててもその通りにいった試しがない」という言葉を耳にします。
そして、「計画倒れになって、気づくと無かったことになっている」と。

変化が激しく正解が分からない時代を象徴する言葉だと思います。

僕の地元の先輩で靴屋さんを経営する70代の方がいます。
いつも飲む度に「昔は、商品を店頭に並べておけば、夕方にはなくなっていた」と当時を懐かしんでいます。

モノに飢えた時代の経営の命題は、「いかに効率よくモノを作り市場に流すか」でした。
そういう時代では計画通りに商売が進むことが多かったと思います。

しかし、現代の消費者はモノに満たされ消費感性が高度、かつ抽象的になった。
マニュアル通りの接客では満足せず「おもてなし」に代表される精神的な満足を求めるようになりました。

正解がない。

これは接客の現場に限った話ではありません。

計画を立てても、実際にやってみなきゃ分からない事が多くなったのです。
これは、逆に言うと「やれば分かることがある」ということ。

「まず行動して、行動の結果を見てまた行動する」の繰り返しをいかに活発に行うか?が問われると考えるのです。

なので今日の記事タイトル… 計画力よりも修正力が大切だということね。
実際に業績好調な企業さんに話をお聞きすると、相当な試行錯誤を繰り返しています。
傍目には優雅に成長しているように見えるけど、水面下ではトライアンドエラーを繰り返しています。

僕はそのイメージがNHKの番組「ピタゴラスイッチ」の試行錯誤のようだと感じています。
まずは上手くいった映像から。

番組で放映されるピタゴラスイッチ、実は、何度も何度もトライアンドエラーを繰り返すそうです。
(正式チャンネルではないと思いますが、参考にまでに。面白いよ!)

「構想を立て課題を設定したら、早く行動し、行動した結果を見ながら、また行動する」

現代のビジネスも同じだと思うのです。

しかし、この試行錯誤をたった1人でやるのは相当な精神力が要ります。
知恵も尽きてしまいます。

だから指示ゼロ経営では、トライアンドエラーをチーム単位で行います。
チーム単位で課題や目標を持ち、個々に割り当てられた仕事の進捗と、全体の進捗を確認し、全員が自分の役割をまっとうすることで、全体の目標を達成します。

□チームとして課題・目標があるか?
□豊かな知恵が出る、自由に発言できる風土はあるか?
□1人も取り残さないチームワークがあるか?
□個々と全体の進捗がひと目で分かる情報化ができているか?

こうした要件をチェックしてみてはいかがでしょうか?

どんな変化にも対応できる、強くしなやかなチームになると思いますよ。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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