あなたの言葉が他者を勇気づける言霊に変わるブログ

言葉は「言霊」と言いますが、この世には人を勇気づける言葉とエネルギーを奪う言葉があると思います。
どうせなら他者が元気になる言葉を使いたいものです。
特にリーダー、親、学校の先生は立場上、影響力があるからなおさらです。

僕は使う言葉に注意している方だと思いますが、僕に言葉の力を教えてくれたメンターが2人います。
そのうちの1人は、言葉には音的な印象…「語感」を僕に教えてくれた女性です。
怪獣の名前は「ガギグゲゴ」が多いし、クルマには「サシスセソ」がありますが、発音した時の口内の空気の通り方などから印象が出来上がると言います。

そして言霊の代表格は「やまとことば」です。
「感謝します」よりも「ありがとう」の方が、ありがとう感を感じます。
その昔、都内の公園で酔っ払って服を脱いだアイドルが記者会見で「ごめんなさい」と言っていましたが、「お詫びいたします」よりごめんなさい感があり、なんだか許したくなる気持ちになりました。
まあ、別に僕が許す必要もないがね。

我々、たくらみ屋もやまとことばを多用します。

収支計画→皮算用
達成基準→出来栄え
構築→こしらえる
非常に→うんと

もう1人のメンターは僕のおばちゃんです。
もう30年も前に亡くなりましたが、明治生まれの豪傑です。
使う言葉のセレクトを超えた、魔女じゃないかと思うほど他者を勇気づける力を持っています。
こんなエピソードがあります。

僕の父(おばちゃんでの息子ね)が小学校の頃の話です。
朝、登校する時は晴れていたのに、下校時に雨が降った時、当時は専業主婦が多かったから学校まで傘を持って迎えに来る母親が結構いたそうです。

でもウチは商売屋だからそんな余裕はありません。

ある日、父がその事を抗議したそうです。

「友だちの母ちゃんは迎えに来てくれるのに…」と。

さて、こういう時、あなただったらどう答えますか?
僕だったら「ウチは商売をやっていて忙しいんだ。我慢してね」と言うと思います。

しかし、おばあちゃんは聞く者を別世界に連れて行くほどエネルギーに満ちた返答をしたのです。

「大丈夫!雨ごときで溶けるような身体に生んだ覚えはないから!」

いかがでしょうか?
間接的に聞いた僕でさえ勇気づけられたエピソードでした。

使う言葉のセレクトじゃない。
人間の「いのちの根っこ」に触れる言霊です。

今日の記事で、論理では説明がつかない何を感じ取っていただければ幸いです。

【読者登録してね!】

・読者限定セミナーのお知らせやブログの更新情報が届きます。
・外部機関が主催するセミナーで無料~3000円ほどでご参加いただけます。※一般に公募するとあっという間に満席になるので読者限定でお知らせすることにしました。

↓読者登録はこちらから
https://www.shijizero.jp/registration