自ら成長課題を見つけ自ら学び成長する。自律的に成長するための2つの柱
「余計なお膳立て」が人をダメにすると思う。
自分で考える機会をお膳立てで奪ってしまうことが家庭でも学校でも企業でも起きています。
例えば、家庭で、子どもが学校から帰ってくると宿題をせずにゲームばかりやっているとします。
その時に対策を誰が立てるか?
親が立ててしまうんですよね…
子どもは対策に参画しないから自分事にならない→行動が変わらず相変わらずゲームばかり…
その様子を見た親が再び、子ども抜きで対策を立てる…
こんなんだから一人前が育たないんだよね。
こんなケースもあります。
成績不振の子どものために塾を親が調べ通わせるというケースです。
大抵、成績は上がりません。
それ以上に、自らの意思で生きる力を削いでしまうと思います。
企業でも同じことが起きています。
□社員さんは自分たちで「自分たちの課題」と「自分たちの理想の姿」を描いているか?
□そのための学習課題、成長課題を自分たちで考え決めているか?
大切なのはこの2つだと考えています。
子どものケースに話が戻すと、まずは、勉強をする意味・意義を自分で考え答えを出す必要があります。
そうしないとモチベーションが生まれません。
「ヤバい。このままじゃ将来、生きていけないかも?」という危機感とともに、充実した人生を送る自分を想像してワクワクすることができたならば、モチベーションのセッティングは成功です。
そうなれば自分で塾を調べるでしょう。
情報が少ない場合、親のアドバイスを有り難く受け入れるでしょう。
僕が経営してきた会社では定期的に「社員同士の学び合い」を行ってきました。
僕はほとんど何もしません。
社員が自分たちで「自分たちの課題」と「自分たちの理想の姿」を描きます。
理想をイメージしてワクワクするから勝手にモチベーションが上がります。
そして自分たちに必要な知識は自分たちでピックアップします。
僕がお手伝いできることは必要な学びが得られる研修会社や書籍を紹介するくらいです。
学び合いが習慣化された時に僕が痛感したのは、自分がコントロール願望の塊だということと、「口を出ししない難しさ」です。
それは社員を心から信頼していない証だと気づいたのです。
お膳立てをしたくなった時に自分に言い聞かせました。
「社員集団は、自分たちの力で成長する力を備えている」
そして言い聞かせた通りに成長しました。
エゴと愛情は見分けがつかないくらいソックリです。
お膳立てをしたくなった時は、自分が成長するチャンスなのかもしれませんね。
それでは今日も素敵な1日を!
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