日常生活の中には天才が育つ「学びの宝」がゴロゴロ転がっている

優れた人材を育てたければ、リーダーは「教える」のではなく、部下から「教わる」姿勢を持った方が良い。
僕が人材育成を実践する中で体得した成功法則です。

人は、他人の話を一方的に聞くよりも自分が喋っている時に成長します。
喋る中でも最も学習効果が高いのが「他人に教える」ことです。

家庭も企業でも、優秀な教育者は「相手から教わる」姿勢を持っています。
僕の友人(女性)は子どもが学校から帰ってくると、「今日、どんな良いことがあった?」と聞きます。
「良いことが」というのが肝ですね。

お子さんは今日一日の体験を話します。
「晋也くんがね、掃除の時にゴミを運ぶのを手伝ってくれたんだ」

友人はさらに問います。
「良かったね〜 ところでどうして嬉しかったの?」

お子さん:「今日はゴミが多くて困っていたから」
友人:「困っている時の助けは嬉しい?」
お子さん:「うん」

友人:「あなたがお困っているお友達にしてあげられることって何かイメージできる?」
お子さん:「給食当番の時、豚肉が苦手な洋平くんには豚肉を盛らないようにする」

これは…

「自分の体験から学びの要素を抽出し、自分の行動に活かす」

という手法です。

企業で応用すると天才社員が育ちます。

例えば、ある有名ホテルでは、24時間以内に起きたハッピーな出来事を朝礼で発表しています。
発表の後に、「人が幸福を感じる要件って何?」を考えます。

そして、自分が顧客にして差し上げられる具体的な行動をイメージし発表します。

この習慣が天才を育てるのです。

こう考えると、日常生活は学びの宝庫と言えます。
社員の数だけ日常生活があり、そこから学びを抽出し、互いに学び合えば加速度的に成長するはずです。

部下から「教わる」とは、部下の発表に対し感謝と尊敬の念を持って「聴く」姿勢を指します。
誰だってそういう態度の人に話したいですからね。

今日の記事で紹介した手法は、とても簡単にできますから是非、お役立てください。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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