社内の温度差を気にしている場合じゃない。温度差を活用して組織を動かすべし

社員間に温度差ってありませんか?
僕に寄せられる相談の中でも、この悩みは上位3位に位置しています。

・会議ではいつも同じメンバーが発言をしている
・意見を求めても発言しない
・依存心が強いメンバーがいる

温度差を気にする方は非常に多いのですが、僕は温度差は永遠になくならないと考えています。
温度差があって健全だと考えるのです。

その証拠に、相談者に対し「温度差があることで、何か具体的な不具合、損失はありますか?」と聞くと、すぐに返答が来ないことが多いのです。

「そういう温度の役割がある」

そう捉えた方が良いと考えるのです。
温度差があるから組織は動くだと。

どういうことか?
昔から「組織は2:6:2」と言われています。
積極的に動く2割
受動的に動く6割
動かない2割

もちろん、必ず2:6:2になるわけではなく誤差はあります。
なぜそうなるかは分かっていないのですが、経験則からこういう分布になるんですね。

例えば、スマホの普及がそう。
iPhoneが日本に上陸した時に、発売1週間も前から寝袋を持って並んでいる人がいます。
変態です(褒め言葉ですよ、念のため)
彼ら、彼女らはiPhoneユーザーである事に誇りを持ち、友人などに自慢します。

多くの日は、友人などが使っているのを見て、「それ、不具合ない?」と確認してから手を出します。

そして、僕の友人にも1人いますが、いまだにガラケーを使っている人がいます。
さらに、別の友人はガラケーすら持っていなく、時々、公衆電話から電話をかけてきます 笑
(非通知で表示されるとヤツだと分かるw)

これ、集団が動く法則なんです。
波動が伝わるように行動が伝播するわけですから「温度差があるから集団が動く」と捉えるのが正解だと考えるのです。

温度差があることを嘆くよりも温度差を活用するアイデアを考えることだと思います。
例えば、6割の人は安全である事を確認してから動くのであれば、マネージャーは2割の人たちが作り出した小さな成功事例を全体に報せるとか、2割の人たちには「失敗の責任は考えなくて良い」と挑戦を促したりと、アイデアはたくさんあります。

そうすれば、温度差を持ったまま組織はレベルが底上げされていくと思います。

温度差は発電にも活用されますが、組織が動くエネルギーにもなる、そう思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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