単なる報告会になっている退屈な会議をアイデアの泉に変える
企業の会議の状態は大きく分けて次の3つがあります。
1、単なる報告会。
順番に1人づつ(1チームづつ)報告をする状態で、リーダーがその報告に質問を入れる「一問一答」形式で行われる。
2、リーダーによる独演会。
リーダーが長い時間しゃべった後に、部下に「どう思う?」と聞き、長い沈黙が流れる。
3、メンバーが主体となり、個々(チーム)の活動を発表。メンバーから質問が飛び、もし悩みや問題を抱えていたら仲間が積極的に一緒になって考える。
3の状態になったらどれだけ会議が楽しくなるでしょうか?
そして会議が成果の源になる、とても生産性の高い時間になりますよね。
実際には1か2の状態になっている組織も多いと思います。
そして、僕が知る限り、ほとんどのリーダーが「自分の責任でこうなっている」と反省します。
もちろん、組織で起きることの最終責任はリーダーにありますが、「何でも自分次第」と考えるのは間違いだと思います。
僕がそう思うのは、実際に闊達な組織になった瞬間を目のあたりにして確信を持っているからです。
具体的は、1か2の状態から3に変化する際、100%「全員の力で」変わるからです。
だから、リーダーは悪い意味での「自分次第」から脱却して、メンバーを信頼することが大切だと考えるのです。
では、どのように組織が変わるのか?
それは、自由闊達な状態をに必要な「役割」をメンバーみんなが詳しく知ることです。
人の集団が課題に直面すると、まずは「イノベーター」が真っ先に立ち上がります。
次に、イノベーターに追随するフォロワーが付きます。
こうして集団が起動するわけですが、そのままでは独裁状態に陥る可能性があります。
1か2に状態で止まってしまうのです。
そこで、必要なのが「意見を求める人」です。
おそらく、あなたの会社にもいると思いますが、意見を言わない人に「○○さん、何かないですか?」と聞く人がいると思います。
この役割がいさえすれば意見を言うのです。
いない場合、意見を言う人が偏り、意見を言わない人に対し「積極性が足りない」というレッテルを貼ってしまうという悲劇が起きてしまいます。
1と2の状態では、「意見を求める役割」はいません。
だから発言が少なくなり、それを見た責任感あるリーダーが1人で頑張る「ひとり相撲状態」になるのです。
実は、自由闊達な組織には14の役割があるのですが、今日ご紹介した「意見を求める役割」がいるだけで大きく変わる可能性があります。
そのための最も有効な対策は、今日の記事を社員さんに読んでいただくことです。
なんせ「みんなの力」で変わるものですから。
利害関係のない僕の客観的な情報提供なので抵抗なく読めると思います。
リーダーはメンバーに「会議を自由闊達にしたい」と伝えて下さい。
絶対にメンバーも同じことを望んでいるので合意は得やすいと思います。
共通認識ができれば、会議でメンバーの誰かが「意見を求める役割」をやったなら、周りのメンバーは、その意図が分かるので自分が取るべき行動も見えてくるのです。
何度も言いますが、リーダーは悪い意味で「自分次第」と考えないこと、これが指示ゼロ経営成功の秘訣です。
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。
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