社員同士が学び合うと組織は「勝手に」「加速度的に」賢くなっていく
もう上司と部下の1対1の指導には限界がある
昔と違い、上司と部下が1対1になって行う、部下の育成に限界を感じていませんか?
僕の周りの人にはそう言う人が多いです。
その理由は自明です。
だって、今って上司も自分の仕事を持っています。(プレイングマネージャー)
そもそも指導する時間がないのです。
さらに、とても変化が激しい時代になりました。
指導、指示できないでいる間に手遅れになってしまいますよね。
さらに、上司にも正解が分からない事が増えました。
例えば、接客業の「おもてなし」は、その場、その相手、その状況で独自の接し方を編み出します。
とてもその場で指導できるものではありませんよね。
そこで、近年「学習する組織」という考え方が登場しました。
自分たちで課題を見つけ→みんなで知恵を出し合い学び合い→現場で実践→やった結果を持ち寄りまた学び合う…この一連をリーダーに言われずとも自律的に行う状態を言います。
こうした事を繰り返すことで、組織は「勝手に」「加速度的に」賢くなっていきます。
僕も定期的にワークショップを行っていますが結構、人気があります。
(次回は来年1月なので遊びに来て下さい)
さて、今日の記事では、どうすれば学習する組織になるのか?そんな事を考えてみました。
社員同士が学び合い対話を繰り返すと組織は加速度的に賢くなる
ちょっと話は変わりますが、「浸かる」という学術用語があります。
頭で理解してもできるようにならない高度な技能は「浸かる」ことで習得できるという考え方です。
例えば、侘び寂び(わびさび)です。
定義を知っても分からないですよね?僕はいまだに分からないですw
もし、そんな僕が分かるようになるとしたら、次の2つが大事です。
1、侘び寂びなものや事に触れること
2、侘び寂びが分かる人と交わり対話すること
すぐには習得できないが時間をかけて感性で理解できるようになるってわけです。
これ、先ほど例に出した「おもてなし」も同じです。
おもてなしができるようになるとすれば浸かる方法が一番です。
僕が主宰するワークショップでは、こんな方法を取ります。
・これまでに経験した素晴らしいおもてなしを振り返り、そこから「お客様を観察する」「表情を観る」といった。おもてなしに必要な「考え方」「要点」を抽出します。
(具体的な体験を抽象化する)
・抽象化された「考え方」「要点」をもとに、自分にできる行動をイメージする。
(再び具体化する)
・実際に行動して、行動した結果を持ち寄り仲間とともに学び合う
この繰り返しで習得できるのです。
応用は無数にできると思います。
例えば、「自社らしさ」を社内で共有し、あらゆる活動に自社らしさを入れたいと思った時です。
要領は同じなので考えてみて下さい。
組織は「勝手に」「加速度的に」賢くなってくはずです。
【学習する組織ワークショップ 来年は1月26日(水)に開催します】
2022年は2回だけ開催する予定です。
新しい年の始めに、自律的に学習する組織への第一歩を踏み出しませんか?
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