社長の考えに共感してくれる社員は2割いればOK
社長は新年会、忘年会、経営計画発表会など、社員の前で話をする機会が多いと思います。
そんな時、僕もそうでしたが、ちゃんと聞いていない人が気になるものです。
あるいは、ちゃんと理解してくれているのか不安になります。
その原因は、社員の反応が薄いからです。
表情を変えずに、頷きもせず、社長を見ずに手元ばかり見ている…
マネキンにたいになっているケースって多くないですか?
なんだか拒絶されているような気がしてノビノビと喋れませんよね。
僕が以前に研修お邪魔した会社では、社員さんの9割がそんな態度で、なんだか社長が可愛そうになりました。
「聞く姿勢」ってすごく大切です。
一方で伝える側にも心得が必要。
それは「2割に伝わればいい」ということ。
ついマネキンに意識が奪われますが、逆で、聞いている人に意識を向けることだと。
それは喋りやすくなるからという理由ではありません。
2割の人が理解し、その後、行動してくれれば全体が変わるからです。
集団はいきなり変わりません。
例えば、今や持っていない人を探すのが大変なスマホも、最初は少数派のアイテムでした。
iPhoneが日本に上陸した当初、新しもの好きかアップルの熱狂的なファンが使い始めました。
このグラフはスマホの普及率ですが、20%を過ぎた頃、急成長をしていますよね。
(株式会社 MM総研*2)
商品の違いで急成長のポイントは変わりますが、経験則から15%〜20%が臨界点だということが分かっています。
社内が変わるのも同じです。
そしてスマホの普及は組織の育成に大きな教訓を与えてくれます。
それは、スマホって人前で使うから伝染しやすいのです。
僕も、親友がiPhoneを使っているのを見て、「おお!これが噂のiPhoneってやつか」と知ったのです。
社内にいる2割の共感者の行動を、社内報などで全体に伝えることで伝播が進むのです。
リーダーは組織の全体に目が行きますが、それ故に理解してくれない人、賛同してくれない人に目が行きがちですが、大切なことは、「その時点」ではなく「その後」の変化を観ることだと考えています。
8割の人たちは共感していないのではなく確信が持てていないだけの人がほとんどです。
【現在受付中のセミナー一覧】
下のバナーをクリックしてね!