社長、まずはあなたが一番、幸せでいてください
世の中、経営者に対する誤解があるように思います。
「豪快」「前向き」「精神力がある」
中には「悪いことをしている」とか「強欲」「自分勝手」なんてイメージを持っている人がいます。
しかし、僕は多くの社長を見てきて、そんなイメージとは真逆だと感じています。
想像以上にナイーブだし、社員から嫌われることを恐れているし、自分勝手どころか、自分を犠牲にしている人も多くいます。
僕は、この1ヶ月間に、自分を犠牲にして頑張ってきた2人の社長に会いました。
2人とも、すごく社員さん思いで、すごく気を遣っていた。
自分が頑張らねばという思いが強く、文字通り寝る暇を惜しんで働いてきたのです。
しかし、その頑張りは社員さんにはなかなか伝わりません。
まさに「親の心子知らず」です。
「社長なんだから、一番給料をもらっているのだから当たり前」…そんな風に思っている人もいます。
それでも頑張るわけですが、その頑張りが失望に変わる事があります。
それは、社長が1人で頑張っていて、社員さんは傍観している、そんな状態になるのです。
そして、社員さんは、社長の思いや考えを自分事にせず、その様子を見た社長が失望するのです。
例えば、社長が一生懸命に作った経営計画書を社員さんがまったく理解していないことがよくあります。
その原因は取りも直さず、社員さんが参画していないから。
人は参画しないと物事を自分事にしません。
僕が、この1ヶ月間に会った2人の社長は、そんな犠牲者意識に悩み抜いた末に克服したのです。
その克服とは…
「自分を犠牲にしない」「自分を幸せする」
とても純粋な思いに至ったのです。
1人の社長は、全社員に伝えました。
自分を犠牲にしてきたこと、自分の頑張りが認められない辛さ、自分だってそんなに強くないこと…そして、社員を幸せしたいけど、自分も幸せになりたいことを。
最後に、「だから力を貸して欲しい」と伝えました。
僕もその場にいて、社員さんに「社長の話を聞いてどうだった?」と聞きました。
すると、ほぼ全員が「社長の本当の気持ちを聞くのは初めてだった」「すごく嬉しかった」と言いました。
誰1人として「情けない人だ」なんて人はいませんでした。
社長という人種は、その責任感からつい1人で抱え込んでしまいます。
自分を犠牲にしてしまいます。
社長、まずはあなたが一番、幸せでいてください。
そして抱え込むのを手放してください。
きっと、社員さんは自立してくれる、味方になってくれるから。
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