社長は、仕事の進め方を流行りのオンラインゲームから学ぶべし
仕事で大切なことはゲームから学ぶことができる
企業は創造活動の連続です。
今までなかった商品・サービスを創造する、今までなかった作業工程を創造する…長期に渡って創造し続けなくちゃいけないのだから大変です。
短期であれば我慢して行うことが出来ると思いますが長続きはしません。
アメとムチの使い分けも限界があると思います。
人は慣れるからです。
継続した創造活動をするためには、モチベーションが自動で湧き上がることが大切だと考えています。
そして、そのために、経営者はゲームの世界から学ぶことが多いと考えています。
以前にゲームクリエイターの話を聞く機会があり、とても参考になっています。
ゲームって「面白いか、つまらないか」だけで評価されますよね?
なので、行為自体から楽しさと喜びが得られるように工夫しています。
クリエーターの話はとてもマニアックでしたが、要件をまとめると次のようになります。
・自分の意思でやることを決める自由度
・やった結果がすぐに分かる
・自分の成長(上達)を実感できる
ゲームは時代とともに進化します。
僕が子供の頃、インベーダーゲームが流行りました。
ひたすら敵をやっつける単純なゲームですが、確かに先程の3つの要件が満たされています。
しかし苦痛です 笑
インベーダーゲームを仕事で例えると、毎日、迫ってくる仕事をやっつける感じです。
意義はよく分からないが、やっつけるとお金が得られます(ゲームでは得点)。
また、出世も励みになります(ゲームではクリアした面数)。
もし、インベーダーゲームに得点がなかったらすぐに止めてしまうと思います。
成長期が終わった今、このようなあり方では創造活動をし続けることは難しいと思います。
オンラインゲームのような環境を整え持続可能な創造活動を実現する
インベーダーゲームの登場から7年後に「スーパーマリオブラザーズ」が登場しました。
スーパーマリオブラザーズには、「ピーチ姫を助ける」というミッションがあり、ヤル気を掻き立てられます。
一応、得点もあるのですが、誰も気にしません。
・自分の意思でやることを決める自由度
・やった結果がすぐに分かる
・自分の成長(上達)を実感できる
これに意義(ミッション)が加わり、ゲーム自体の楽しさが増したわけです。
仕事がこうなると創造活動が継続するようになると思います。
しかし、進化は続きます。
最近では、会ったこともない人とオンラインで繋がりミッション達成の冒険に出るゲームが多くあります。
息子がハマっていますが、息子に「おとんはやっちゃダメ。仕事が手につかなくなるから」と言われています 笑
勉強していないことがバレバレですが、それだけハマってしまうのですね。
3つの要件に「ミッション」と「仲間」という要素が加わったのです。
人は関係性の生き物ですから、仲間と取り組むだけで楽しさが増すのです。
・仲間とやることを決める
・仲間と協力して進める
・成長、達成の喜びを仲間と分かち合う
経営者がこのような仕組みを取り入れれば、継続した創造活動が実現すると考えます。
ゲームと違って、商売は「終わりなき道」、愉しさを原動力にした経営が求められると考えています。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。