「今」この瞬間からできる、社員と心からつながる方法
僕は、経営者になって25年間、人に役に立つためには、もっというと、人から認められるためには、「何か能力がないといけない」「人より何かを知っていないといけない」「相手よりわかっていないといけない」
そう思ってきました。
リーダーであるためには、誰かを導いていくためには、能力を身につけ、知識を身につけ、理解していなければならないと。
誰かが相談してきたら、一生懸命、自分の経験や知識を総動員して、相手にとって最良の答えを見出そうと、一生懸命考えていました。
そして、数年前、それに疑問を感じました。
その疑問が確信に変わったのは、親友であり悪友であり、メンターである、ある女性と出会ったことでした。
そんな必要は何もなかったのだと気づきました。
その女性との出会いは、僕にとっては、天地がひっくり返るくらいの衝撃でした。
なぜかって、その方は、ただただ僕の声を「聴く」だけ、でも僕は自分の思いを理解し、答えを見つけ、行動に移していけからです。
その女性からこんな話を聞きました。
ある時、その女性の知り合いが、「仕事の内容が変わって、前みたいなモチベーションが保てない」と話し始めました。
その女性は、ただ話を聴きました。
以前の仕事の内容、今の仕事の内容、職場の関係性など、つらつらとゆっくり話す声を、じっと聴いていました。
そうすると、その方の表情がふっと明るく、軽くなる瞬間があったそうです。
そして、本人の口から出た言葉は、「あぁ、私仕事への感情のバランスが崩れていたんだ」
「私の中に大事にしている感情が4つあって、そのバランスが崩れていたから、落ちていたんだ」
と言い、4つの感情が描かれたマトリックスを作ってくれました。
そして、「今度、モチベーションが下がったら、この4つのマトリックスを見て、バランスが崩れてないか観察してみます!」
その時、彼女の頭の中は、「4つの感情って何?マトリックス?!」と、?がいっぱい。
だけど、その方は自分で答えを見つけ、理解し、さらには今後の行動指針まで立ててしまったのです。
もちろん、彼女にはこのマトリックスを提示する経験も知識もありません。
この経緯の中で、彼女がやったこと、それはただ一つ、「自分の心を空っぽにして」、「聴く」ことだったのです。
その女性は、岡田実和さんと言います。
僕が指示ゼロ経営の本質を理解できた、非常に大きな存在です。
指示ゼロ経営では、そもそも人は生来的に積極的で自律的、そして善良という人間観があります。
すると、自然と、自分が喋るのではなく、相手の話を「聴く」ようになります。
聞くとは違います。
聴くには「心」の文字があるように、こちらの心のあり方が大きな影響を与えるのです。
ただ耳で聞けば良いってもんじゃない。
岡田さんからは、この目に見えない大事を学んだのです。
「聴く」ことは、今この瞬間からでもできること。
そして、それはまずはあなたが社員さんと繋がることのできる、社員さんが自分で答えを導き出してくれる、導きあえる、とても簡単で有効な方法、そう思います。
今日の記事にピンと来た方は、是非、岡田さんのページをチェックして下さい。
間違いなく、愉快なデジャヴに陥り、クスッと笑うこと間違いなしです 笑
その理由は…
僕が、この件に関して、ずっと記事にしようと思っていたことが端的に書かれていたからです。
岡田実和さんのページはこちら。