仕事から得られる喜びが明日のヤル気のエネルギー源になる
顧客の幸せを目指す企業では社員の幸福度が高い
社員さんは仕事からどんな喜びを感じているでしょうか?
賃金、達成の喜び、仲間と取り組む楽しさ、成長実感…人によって違うと思いますし、企業によっても手に入るものは違うと思います。
仕事から得られる喜びは社員さんを成長させるエネルギー源です。
僕は、喜びの中には、すぐに飽きるものと、飽きずに持続するものがあると考えています。
そして、飽きない喜びがある企業ほど、社員さんがイキイキとしていると。
例えば、先月、ホワイト企業大賞で僕がインタビューした企業のスタッフさんは「仲間に感謝できること」と言っていました。
その言葉の背景から、同社では共創・協働が日常なのだということが観えてきます。
こうした喜びは、すぐには手に入らないし飽きがこないものだと思います。
とてもイキイキ、ワクワクとインタビューに答えていたのが印象的でした。
喜びは価値と言い換えることができると思います。
価値には3タイプがあると言われています。
1、機能的価値
2、情緒的価値
3、自己充足価値
これらはマーケティングの現場でよく使われる概念で、1は商品のスペック、2は例えば店員さんや顧客同志の人間関係、3は商品を使うことで自分が成長するといった喜びです。
「店(企業)はお客様とともに成長する」という格言がありますが、お客様に提供する価値と、スタッフが得られる価値には相関関係があると考えています。
1しか提供していない企業では、スタッフも1…賃金などの待遇のみになりやすい(例外もあり、後で述べます)
2を提供する企業では、スタッフもお客様と豊かな関係ができ嬉しいわけです。
3にまで到達している企業は少数派ですが、お客様の人生を変えるようなサービスを提供する企業では、スタッフも格別の悦びを手にします。
仲間と協働し自分の居場所ができると幸福度が高まる
働き方も、得られる喜びを決める重要な要件です。
先ほどの3つの価値でチェックすることができます。
1、機能的価値
賃金、賞与、労働時間、福利厚生など待遇の良し悪しです。
これらが、あまりにも悪いと不満が生まれますが、良くても満足は長続きしないと考えています。
しかし働き甲斐とは無関係です。
2、情緒的価値
これは関係性の中で生まれます。
仲間と共創・協働する喜び、承認される喜びです。
これが得られる組織ではチーム単位で仕事をしています。
チームとして課題を持ち、評価はチーム単位です。
3、自己充足価値
チームで協働すると、チーム内に自分の居場所ができます。
多くは、自分の得意、才能でチームに貢献した時に生まれると思います。
自己実現と言い換えても良いかもしれません。
さて、上記3つの中で、組織を活性化するのは2と3です。
ホワイト企業大賞を受賞する企業さんには例外なくあります。
その実態はスタッフさんの声が最も分かりやすいです。
「誇り」と「感謝」のニュアンスの言葉が必ずと言ってよいほど登場するのです。
これらの言葉の背景を探ると、やはりチームで協働しています。
助け合い、学び合い、時に叱咤し合う…そうしないとチームの課題は達成できないことを知っています。
良好な関係性で仕事に取り組み、その中で自分が活きる居場所が生まれます。
すると、その分野に関しては「自分じゃなきゃ」という誇りを持ち、同時に、「自分だけでもダメ」と仲間に対するリスペクトを持ちます。
これが誇りと感謝という言葉で表れるのです。
喜びは創造性の源です。
自社の社員さんは、どんな喜びを感じているでしょうか?
3つの価値でチェックすることが大切だと考えています。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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