社員が決めたことが、どんなに幼稚なことであっても任せた以上、リーダーは真剣に向き合うべし
チームのヨチヨチ歩きを経験しないと立てるようにはならない
どんなに凄いことを成し遂げたチームも、最初からそうだったわけじゃない。
最初は、幼児のようにヨチヨチ歩きだった時期があり、時に転んで痛い思いをしたはずです。
そこから成長し今がある。
リーダーは時として、自分のチームのヨチヨチぶりに嘆くことがありますが、その時期にこそ成長のエネルギーが蓄えられるのだと思います。
これは逆に言うと、今をおろそかにしたら成長はないということ。
嘆きたくなっても踏ん張る意思が大切だと思うのです。
僕も嘆いた時期がありました。
改善会議で出る話が、どうでも良い内容(と、当時の僕は思っていた)しか出ないのです。
例えば、会社の庭に雑草が多いといった話です。
環境整備が大切なことは分かっていましたが、それよりも業績のことの方が一大事だと思ったのです。
雑草の話が悪いのではなく、「雑草の話しか出ない」ことに嘆いていたのです。
会議の途中で、「いや、その話はもう良いから…」と言ったこともありました。
僕はリーダーとしてやってはいけない事をしてしまったのです。
社員に主体性を求め、任せたのなら彼らの行動を止めるようなことをしてはいけないのです。
社員からすれば「なんだよ、任せたと言ったのに」となり、「もう、主体的になんて動かない」と思うことでしょう。
幼児が最初から歩かないように、組織にもヨチヨチ歩きの時期があります。
僕の態度は、幼児に向かって「いや、ヨチヨチ歩きはもう良いから」と言っているのと同じです。
幼児はヨチヨチ歩きをしながら歩く技術、コツを身体に刻んでいきます。
転ぶことも重要な学習です。
チームも、自分たちで課題を決め、みんなで知恵を出し行動してみて、失敗して、また新たな課題に気付き…
こうして成長するのだから、「どうでも良い話し」なんてないのだと思います。
自分たちで決めることを繰り返し、やがて社長と同じ視座を持つようになる
先日、ある会社の経営者とオンラインミーティングを行いました。
今後に行う研修の打ち合わせですが、その経営者の姿勢に感銘を受けました。
その会社では現在、社員さん同士で喫煙場所に関して議論がなされているそうです。
決して会社の将来を左右する話ではないと思います。
同社では、組織体制を刷新するという喫緊の課題を抱えていて、そちらの方が重要。
僕が社長だったら「タバコの話はもう良いよ…」と言ってしまうかもしれません。
しかし、その方は、その課題に取り組む管理職の姿勢を見ています。
部下から喫煙場所に関する様々な要望を受けながら悩み、自分なりの考えで進めているのです。
同時に、社長はチーム全体を観ています。
管理職が1人で抱え込むのではなく、みんなが主体者となり課題に取り組むにはどうすればよいか、真剣に考えているのです。
今をおろそかにしない。
議題が何であれ、それが現在の自分たちの成長に必要なものなのだから、それに真剣に取り組むことでしかチームは成長しません。
自分たちで決めると会社に愛着が湧き、自分事と捉えるようになる。
自分事だから課題も目に付くようになります。
やがて、組織体制について、会社全体のモチベーションについて、業績について…社長と同じような視座で会社を観るようになると思います。
そのために、今、議論している課題をおろそかにしない、その社長の姿勢は素晴らしいと思ったのです。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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普段は考えない「本当のこと」を語り合うダイアログを行います。
野沢菜漬けは素晴らしく発酵し、一番の食べ頃になっていると思います。
会場は米澤晋也の自宅。4名様限定です。

「未来の経営とは?」
「現代人の働く意義について」
「社長の孤独や不安について」
「エゴを組織成長の力にするには?」
「自分の存在意義とは?」
…などなど。
参加者が、話し合いたいテーマを持ち寄り、リラックスした雰囲気の中で自由に対話します。
どんな意見もOK。意見が変わってもOK。沈黙も対話のうち。
時に、米澤の最新知見を共有しながら、時に「偶然」の力を活用して対話を深めていきます。
夜の部は、食事の後、米澤の音楽スタジオで、アナログレコードを活用した「偶発的な対話」を行います。
大量のレコードの中から、直感で1枚を「ジャケ選び」し、その曲を聴きながら、自由に対話をします。

❚開催要項
◎日時:
集合:2025年2月14日(金)14時
解散:2月15日(土)13時
◎場所:米澤晋也の自宅
◎参加条件:これまでに米澤の研修を受講された方。
◎参加費:29,500円(税込み) ※宿泊費、食事代は別。宿泊は最寄りのホテルです。
◎定員:4名限定(最小開催人数2名)
◎スケジュール
2月14日(金)
・14時集合
・ブレークアウトセッション
・対話
・温泉
・食事
・音楽スタジオで対話
2月15日
・9時くらいにスタート。米澤の知見を紹介しながら対話。
・ランチ(個と全体の調和が体験できる食事)
・13時解散
▷お申し込みはこちらから。
社員に自発性や課題解決力、チームワークが足りない…
そう思った時は、「ビジョンの欠乏」を疑う必要があります。
魅力的なビジョンは、人間が持つ素晴らしい面を顕在化する力を持っています。
❚ワークショップのメリット
このワークショップは、自社のビジョンと、ビジョン実現までのプロセスを
「未来の日付の新聞」の形で表現することで、ビジョンに物語性が吹き込まれ解像度が高まります。
また、作成に社員さんが参画することで、ビジョンを「自分事」にする効果があります。

ビジョンの解像度が鮮明になりリアリティが生まれる。

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社員さんが経営計画を自分事と捉えるようになる。

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「全員参加で」会社のビジョンを具体化したイメージを「未来の日付の新聞」に描きます。
経営計画書がある場合、それをもとに作成します。
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❚開催要項
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■受講人数:50人以内。
※51人以上の場合はご相談ください。
■講演料:385,000円(税込)
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■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge代表)
■お申し込み、お問い合わせは下記フォームよりお願いします。
組織の自律性自己診断
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2025年4月1日(火) 賃上げムードの先にあるのは天国か地獄か?
連合は、春闘で、中小企業に対し、大企業の5%を超える6%の賃上げを要求しています。
これを受け、東京商工リサーチが行った調査では、7割の中小企業が「そんなのは無理」と答えています。それどころか、この調子で賃上げが続くと、2割の企業が「休廃業を検討する」と答えています。
なぜ、このような「無理ゲー」が繰り広げられるのでしょうか。
今回の説明会では、特定社会保険労務士の大沼恭子さんをゲストに交え、無理な賃上げが続く理由と、中小企業の防衛策を考察します。
より詳しい概要をブログに書きましたので参考にしてください!
https://www.shijizero.jp/archives/n21867
開催要項
■日時:2025年4月1日(火)19時30分〜21時30分
■主催:株式会社Tao and Knowledge
■開催形式:Zoom(お申し込みいただくとZoomのURLをお送りいたします)
■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge)
■参加費:3300円(税込)
株式会社Tao and Knowledge
代表取締役 米澤晋也
ゲスト:クリーロ企業文化研究所
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❚過去開催の録画アーカイブをご購入いただけます。
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■賃金制度構築セミナー 2025年4月23日(水)
【オンライン開催】ウェルビーイングから業績目標と賃金を決める。新しい制度を提案します。
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新春 未来創造大会2024
2024年2月3日(土)オンライン開催
鮮明な未来のイメージを心にインストールする
脳は「自動目標達成装置」と言われています。あなたが未来をイメージした時に
「実現した」と錯覚するようなワクワクを感じればマインドセットは完了です。
脳が、その未来に向かい活動を開始します。
未来創造大会では、未来のイメーを未来に出される「未来新聞」で描きます。
新聞の形にすることで、物語性が生まれ臨場感が生まれます。
歴史の教科書を読んでも頭に入らないのに、歴史マンガだと、スルスルと入ってくるのと同じ効果もあります。
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未来デザインの秘訣
2024年のテーマは『未来の豊かさ』です!
豊かさは、時代とともに進化します。例えば、服で言えば…
「寒さを凌げる服が欲しい」→「より着心地の良い服が欲しい」→「ブランドものが欲しい→「自分らしい服が欲しい」
より「心の豊かさ」に移り変わっています。このことは、生活者にも、社員にも言えることです。
現代人は、さらに、もう一段階高い欲求に向かおうとしており、すでに体現している企業もあります。
それは「取引」(ギブ・アンド・テイク)を超えた「贈与し合う」関係…ギブ・アンド・ギブの関係で成り立つ経営です。
次世代の「豊かさ」を知らずして経営政策を立てることはできません。
創造大会では、米澤晋也の最新の研究調査を共有し、それをもとに自分ができることを考えたいと思います。
開催要項
■開催日:2024年2月3日(土)
■時間:13:00~17:00(開場 12:50)
■会場:オンライン( ZOOM )
■講師:米澤晋也 http://www.shijizero.jp/
■参加費:11,000円(税込み)